公開始まったばかりだけど今朝目が覚めたらロスを患っており以来ずっと悲しい。
悲しいので感想書く。
あ、菜穂ちゃん（原作からそのまま抜け出たような、お嬢様育ちで芯の強い代議士妻の菜穂ちゃんだった…！）中の人、綾乃彩さんが映画公開のツイート中国語でしてて、しかも繁體字でビックリした。習っているらしい。
台湾でも同日公開なんですよ美しい彼。（台湾Yahooのレビュー見てみたら評価4.5でかなり良し）台湾在住の私の友達も映画館に見にいくらしい。
二人のご挨拶
台湾の予告。日本版とほぼ同じなんだけど、最後のアヒル隊長がないだけで邦画っぽさが一気に消える。アヒル隊長大好きだけど！
紹介記事も。
https://star.ettoday.net/amp/amp_news.php7?news_id=2473440
想像以上に良かった！
リピートの価値あり！！
見るたびに発見がある！！！
パンフレット買うの忘れたから次買わないと😭
以下今の所の感想。
原作の話もするしネタバレありダラダラ長文です…。
酒井麻衣監督の細やかでノスタルジックな雰囲気の演出、あえてのキッチュさも少々あり、美しい情景ありの映像が平良のモノローグと共に映画館のスクリーンとすごく合う。というか細部までたくさん詰まってる酒井監督のこだわりもスクリーンだと探しやすい！
ダンディーおじさま和田聰宏さん演じる野口がコーヒー飲む音まで聞こえて、それがまたなんか絶妙に良い間合いというか余韻が生まれてました。
冒頭から随所にシフォン？チュール？オーガンジー？？？なんかそういう羽衣みたいなシアー素材の布がよく出てくるんだけど、それは平良の感情を表現しつつ平良の夢の中の表現らしい。
（酒井監督の最初の場面はある場面と繋がってる、正夢になってよかったね発言あり。あと平良母は手芸が趣味で玄関にいっぱい布が置いてある、ドラマの裏設定ともリンクしてる。姿は出ないが親子。甥の智也も平良そっくりだし）。
今作の青いシーツのところとか、season1でも棚から物がおっこちてきて、ひらきよ二人で青い布かぶってたとこもあった！（見返してきたら濃いブルーの透けた素材の布だった。私の記憶ではブルーシートだった。お花見の場所取りか）
コートといい、平良のパジャマやシーツも水色多めだったけど、もはやひらきよの色（清居からのバレンタインチョコレートの包装のリボンも水色）。
水はアヒル隊長のいるところだし、お風呂場や金魚鉢にビー玉とアヒル隊長いれて飾ってたし、川べりはひらきよにとって自転車二人乗りしたり、待ち合わせする思い出の場所だし。今作で人気とは水もの、というような描写もあり。
流れる一過性のものにひらきよ二人は永遠を見出すんだな…😭（元は清居会だけど。もっと言ったら多分元ネタはあのエターナル構文だけど）
桜の花びらは平良にとっての清居の美しさの象徴かなあ。あと花びらも夢の中を表現してるか（薔薇の花びら）。
萩原くんが映画について「できるのかなって思ってたけど、平良を無事演じ切ることができてホッとした」みたいなこと言ってたけど、平良の出番は多いしいろいろ本当に盛りだくさんで、いくらキャリアも長くて演技派でもそういう感想になるだろうなとしみじみ思った。
原作を読み込んでの役作りぶりがよく伝わってくる、本当は俺様で王の平良を見事に演じてくれて本当にありがとう👏これからもっとすごい役者さんになるだろうな😭
あと八木くんが泣く演技じゃ無いところでも平良のセリフが刺さってよく泣いてしまったのもなんか納得。演技経験ほぼなしで本業が忙しいのに（いやほんといつもツアーか舞台やってないか。ボーカル二人の喉大丈夫？）逞しくて今時で可愛らしい清居をこの世に存在させてくれてありがとう👏
二人とも今後さらにどんどん芸能界で出世していくだろうけど、続編とか決まったらどうか出てくれますように🙏
映画は盛りだくさんで、ひらきよあり、エビコロあり、アヒル隊長あり、平良のカメラの師匠野口あり、原作のあのシーツも鏡もあり（まさかの鏡がそれ！ シーツはそういう場面になるとは）、安奈と桐谷あり、菜穂ちゃんと智也あり、師弟あり、社長にマネあり、ラブコメありアクションありサイコサスペンスあり、才能とはあり嫉妬とはあり、恋人達のすれ違いあり、大人の事情あり、小山あり、キングありネガティブ俺様の王様あり、エターナルあり、誰かのファン（オタク）として大切な心構えも原作通りあり。想像以上に見たいなと思っていたものが見れた。
映画だけ見ても十分話は分かるし（最後のエモシーンは前シリーズ見てないとわからないかもしれない）、原作読んでなくても楽しめる。
個人的には原作読んだ方があれはこうなったのかーっていう違いで何倍も楽しめるんじゃないかと思う。
『憎らしい彼』以降は平良と清居の内面を含めた成長譚であり、周囲の人々の群像劇でもあるのが作品の魅力で、原作のエピソードやテーマはしっかり残しつつ、映画ならではの違った良さもあり。
映画公開ない国でも、配信でたくさんの人に見てほしい。
（けど清居のセリフのキモいの英訳はcreepyが良いらしい、というのをここが語学学習ブログなことを思い出して書いてみた。中国語の噁心は日本語のキモいと同じようなノリで使うから、まず中華圏で作品が比較的違和感なく受け入れられたのは分かる）
安奈が本当にかっこよくてかわいかった〜！正直実写で安奈をここまで出してくれると思わなかった。撮影待ちで鼻歌歌ってるとこが可愛い！そこからの滝の場面で女優としての本領発揮するところが凄い。再会した桐谷との会話のところでは毎回もらい泣き。
実写版桐谷はまだ若いのに礼儀正しいトップアイドルぶりと、素の姿のギャップも見事。
浮世離れした衣装にメイクバッチリなのが忙しいスケジュールの合間を縫ってマネの目を盗み、せめて安奈と接点ありそうな人に会いに来たのが一目で伝わって、中の人前田くんがその風貌が似合ってるのがまた。
清居の場面に合わせた絶妙なメイクといい（ドラマの時から、清居がドキドキとかウキウキしてる時は唇が桜の花びらみたいなピンクで、イラッとしたり落ち込んでると血色なしとか暗めにしてるような）美彼はそういうところまで作り込んでいるので見ていて本当に楽しい。
不穏なシーンでちょうど風がびゅうびゅう吹いてたりどんより曇ってたりして天気を司る神もおそらく美彼推し。
神の御加護でシーズン3決定来い🙏
…タイトルや公式の雰囲気のみならず、出演者や監督のコメントや挨拶からもシーズン1最終回後の次もやりたいです！感とは違って、これが集大成ですよ続編とか期待しないで下さいね感がすごいので、なさそうってのは感じるけど（万が一決まってまーすとか即言うとみんな安心してグッズとか買わないからって事情かも知れないけども）祈るのは自由だから祈ります😭
設楽と平良のあのシーンも熱演ですごくよかった。まさかのアクションあり見応え抜群だった〜！ bitterが流れるタイミングと平良の表情抜群に良し。萩原くんにアクションの仕事来ないかなー。
清居が、ファンがキャッキャしてる時のツイートは平良に見せられてみるけど、平良とすれ違ってるとこに加えてゴシップ記事でた後の辛辣なツイートは淡々とエゴサしてずっと見てる（ような描写）は、令和の若手芸能人ぽくて胸が痛くなった。
原作の清居は仕事に関してはメンタルが鬼だし匂わせグッズとか出さなそうだけど、原作のパン姐さんとか清居会の描写はかなりリアル。
一方の実写版はしれっと匂わせグッズ（キヨジロウ）作っちゃうとこがリアルだわー。
ちゃんとキヨジロウをバッグにつけてる実写版パン姐さん流石。エターナル。
それから、初見は違和感しかなかった実写版パン姐さんが撮影現場で持ってる手づくり清居うちわ、清居が高校生の時のコンテストの写真を貼ってるので当時からの古参で、己が初心を忘れないようにあえてのクオリティのまま持ち続けてるのかなと思えてきた。でもまだ清居会メンバーの指サックがよくわからない。
あと平良が師匠を間近で見てカメラ持てなくなるところはすごく刺さった。野口の存在感と説得力が半端なくて良かった。私の好きなセリフは「ラーメン食べたい！！！💢」です。