バスにさえ乗ってしまえば快適で、友達の家のすぐそばまで無事到着。

再び気合いでスーツケースを担いで下車し、そのまま清心でお茶もゲット。


友と再会し、日本からのお土産や頼まれものを渡し、ソファでひと息つきながら、近況をあれこれおしゃべり。



台中で買ってきた洪瑞珍のレモンケーキもここで一緒に。

(台北では買えないので、これも手土産)


レトロな包装がかわいいし、スポンジはふわっふわ。手作り感のあるやさしい味で、グルメな友も「これ美味しい!」と喜んでくれた。


にしてもスーツケースの上に食べ物を置いて写真を撮るあたり、私のガサツさがよく出ている。


少し休んだあと、迪化街に向かう事に。

友おすすめの茶藝館「南街得意」へ。

休日は予約必須の人気店でも、平日なのでスムーズにソファ席へ。



注文時、店にあるお茶が小さなガラス瓶に入っていて、香りをかぎながら選べるのが楽しい。


落ち着いた空間で飲むお茶は格別〜。

友がこのお店を知ったのは、以前私がLINEで送った情報がきっかけらしいけど──全然覚えていない。


私は東方美人を選び、お菓子は二人なので二皿。

(一人だとナッツだけらしい。※友情報)

それにしても素敵なお店すぎる。東京にもこんな茶藝館があればいいのに〜!!

くつろぎすぎて、うっかり茶海(ガラスのピッチャー)で直接飲みそうになった。


併設の本屋さんを眺めたりしたあと、ランチへ。



阿爹、初体験。

小麦生地にネギとかきがたっぷり入っていて、半円形に焼き上げられている。大根餅も一緒に。

阿爹自体の味は控えめで、備え付けの醬油膏と辣醬で自分好みに調えるスタイル。


ただ店内の風がすごい。

扇風機というかサーキュレーターが全力で、

「私たちステージ立ってます?」っていうレベルの強風。

いろんな小吃店で食べてきたけど、ここまで風が強いのは珍しい。

台湾ローカルのお店らしさが全開。

周囲のお客さんは全員台湾の人でしたわ。


そのあと友の用事で布市場をのぞいたり、

春に買って気に入った、薄くて小さめの一口からすみ(100g。帰宅後測ったら包装込みでギリ100g)無事ゲット。


黃長生ではなんかクセになる漢方オリーブ、

油っぽいもののあとや喉にいい仙楂果(サンザシのタブレット)、

友おすすめの乾物屋さんでは大袋入りの青マンゴーのドライフルーツも。

そのあと別の本屋も見て回ったり。


迪化街の大家さんたち、

素敵なお店と街並みを残してくれてありがとう。

友達に会い、欲しかったものも買い、

にっこりの午後です。

新幹線で快適に台北駅に到着。

切符を確認してくれる職員さんがいるので、ホームのエレベーターから直接地上階に出る。


Googleマップでまた調べ、MRTに頼らずとも、友の家すぐそばまで行くバスがあることが分かったので、乗ってみる事にする。

台中で余計な移動しておいて、全く懲りてません。


バス停を無事見つけて待つこと十分。

まさかの昔ながらの階段があるタイプのバスが来たー!

ノンステップのバスがくるとばかり思い込んでいた。

せっかく待ったし、乗車拒否されることもなかったのでスーツケースは気合いで担いで乗った。

朝からまたしてもいい運動をする。


今朝は晴れてて暑かったので、車内の冷房の風がありがたくてやっと一息。

ようやく「Googleマップのバス案内は信用しすぎないほうがいい」ということを身をもって学ぶ。


この日から友達の家に泊めてもらいます〜。

早起きして始発に乗るつもりだったけど、もちろん起きられず。

とりあえず朝ごはんに白湯を飲んで、

昨日青芒果乾(ドライ青マンゴー)を入れておいたヨーグルトを食べる。

ドライフルーツは柔らかく、

ヨーグルトも濃厚&フルーティー。ほんのり甘くて美味しい。


Googleマップで調べたら、台中公園の近くから新幹線駅まで行けるバスがあるらしい。

これに乗ってみようとホテルをチェックアウトして、バス停へ向かう。


台中公園はハトが歩き、リスがうろちょろ。

台湾リスをこんな近くで見たの初めてです。


喜んだのも束の間、バス停(バス会社のカウンターもあり)には団体の日帰り旅行らしいおじいさんおばあさんがずらり。

スーツケースなんか持っているの私だけ。


並んでいたおばさまの一人に英語で

「あなたチケット持ってる?必要よ?」と聞かれる。

「悠遊カードで乗れるってカウンターで聞きましたよ」と國語で答えてもどうも信じてもらえず、

そのままもう一度カウンターまで連行され、

「乗れるんですって!」と英語で教えてくれる。


──学んだ外国語を話したくなるのが人間というもの…。親切心に感謝。


バスの横に立っている運転手に聞くと「新幹線駅行きは50分発。まだ来ないよ」とのこと。

さらに十数分待つ気力はなくなり、

結局スーツケースを引きずって台中駅まで歩く。

着く頃には汗だく。いい運動になってしまった!


列車の中はほどよく人がいて冷房も効いて涼しい。

乗客の中に、朝ごはんにりんごを器用に食べるおばさんの姿も見られて、なんだか和む。



新烏日の駅から連絡通路を歩けばすぐに、新幹線の台中駅。

最初から台鐵に乗ればよかったねー!


今回は朝の便だし、自由席でも余裕で座れるだろうと判断。

外国人向け15%割引チケットではなく、券売機でさくっと購入。

スーツケースをドア横の荷物置き場(※予約不要)に置いて、無事着席。

静かな車内で車内誌をめくったり、景色を眺めたり。

乗り鉄としては、やっぱり新幹線に乗る時間は格別。


自由席は徐々に混み始め、特に新竹から一気に人が乗り込み通路まで人人人。

新幹線通勤、すごいなあ。