戸田隆選手(プロフェッサー戸田) と松下ヨシナリ選手 の走行データをアップしました。
貴重なデータをHPにUPすることを快諾して頂きありがとうございました。
データは、車両、タイヤ、ライダーなど全ての要因を含んでいますので、
それら単体で判断することの無い様にご注意ください。
では、早速データを見てみましょう!
■車両
戸田選手 車両 カタクラ号 1000cc タイヤ BS R10 (赤線)
松下選手 車両 オートボーイJ's ZRX1200 タイヤ DL D211(青線)

■走行データ比較
戸田選手 松下選手 差
タイム 59秒353 1分00秒414 1.061秒
最高速 235.31km/h 223.81km/h 11.5km/h
2人とも本当に速いです!!!!
★ブレーキングを見てみましょう
1コーナーと最終コーナーの減速の傾きを見ると、
戸田選手の車両の方が傾きが大きくなっており、ブレーキングは戸田選手の車両の
方が効かせることが出来ているということです。

また、両コーナー共、ほぼ2台同じ地点でブレーキングを開始しているにも
関わらず速度に違いがあります。
■ブレーキング時の速度比較
戸田選手 松下選手 差
1コーナーのブレーキング開始速度 208.98km/h 201.70km/h 7.28km/h
最終コーナーのブレーキング開始速度 235.31km/h 223.81km/h 11.5km/h
■コーナー別ブレーキングタイム差
1コーナーのブレーキング 約0.3秒
最終コーナーのブレーキングで 約0.3秒

※ブレーキング開始時の速度が違うので一概にブレーキだけの評価ではありません。
と、大きな差になっています。
★エンジン特性はどうでしょう。

2台ともに140km/hくらいまでは、同様の加速を示していますが、その後の
加速は明らかに、戸田選手の車両の方が優れていますね。
したがって、バックストレートとホームストレートではタイム差が出ますが
その他ではほぼ同タイムで走ることができます。
★G-Forceを見てみましょう

減速側の横Gは赤○のように、戸田選手の車両の方が掛かって
いますが、加速側のGは青○の松下選手の車両の方が掛けることが
できるようです。
車両、ライダー、タイヤといろんな要素があるので、決め込みは
できないですが、
減速側のバランスが良いBS
トラクション性能が優れているDL
言えるのかもしれませんね。
両選手共にさすがにプロですね。
お手本にぴったりのデータです。
是非、ご自身のデータと合わせてみてください
