90年目のフェラーリ・・・


かなり期待していただけにガッカリ感は否めない・・・
昨年の正常進化型と言われればそれまでだが、ちょっとコンサバ過ぎる気がする。
サイドポンツーンの絞り込みはメルセデスやレッドブルに比べると明らかに太い。
マクラーレンに似た感じがしますね。
マクラーレン同様、極端な絞り込みを止めて、ダウンフォースの急激な変化を嫌ったのだろうか???
そして、マクラーレンとは逆にインダクションポッドを小さくしてきた。
まるで昨年のマクラーレンのようだ。
注目なのはフロントウイングかな。
先にシェイクダウンを済ませたアルファロメオ(旧・ザウバー)を見た人ならピンとくるかも・・・
幅広になったウイングだが、タイヤに掛かる部分のフラップはあまり起こしてはいない。(アルファロメオはフラップすら無い極端なもの)
内側を盛り上げさせてディフューザーの要領でウイング下の流速を速めようとしていると思われる。(これはルノーも同じ手法だと思う。)
PUに関してはあまり聞いていないが、ほぼメルセデスと同じパワーとみていいだろう。
マクラーレンと違う(昨年の状況から)のはメカニカルグリップに期待できるところ。
そこが近年の3強たる所以だろう。
しかしこのチームの最大の問題点はストラテジーである。
昨年のような ”俺たちの”っぷり を続けてしまってはまたチャンピオンを取り逃すことになる。
チーム代表がビノットに変わり、そしてライコネンを放出してルクレールを起用。
さらにルクレールにはジョック・クレアが担当するなど ”ほぼNo.1” 体制でサポート。
個人的に今年最も期待しているドライバーだ。
ルクレールが早いところで優勝するようなことがあれば、ベッテルのNo.1待遇も危ういだろう。
そんなフェラーリの明日はどっちだ・・・