⑦.5の続き。
息子二人は3つ違い。
家で遊ぶよりも、外で遊ぶことが大好きな息子たちと、過ごす時間が楽しかった。
今でも、思い出すとホッコリ幸せな気持ちになれます。
自分の時間なんて二人が寝てからしか、なかったですが、その時間さえ、家事に終われていた。そんな数年でした。
自分の時間を少しずつ持てるようになったのは
次男が幼稚園に行きだした1999年頃から。
家事が終わり、二人がいない数時間。
これが私の自由になる時間。
それでもそれまでは、ほとんどない状態だったので、
本当にワクワクしました。
ゆっくり本を読むこと。
ママ友とお茶をすること。
好きなハンドワークをすること。
お買い物にでかけること。
息子たちのかえりも早いので
家にいることも多かった私は、
息子の帰りを待ちながら、好きなハンドワークを始めます。
あまり場所を取ったり、片付けが大変な事は避けたい。
すぐに手を止めてサッと片付けられるもの。
私が次に始めたのは、スワロフスキーのそろばん型ビーズで、立体的な形を作るハンドワークでした。
きっかけは、ピンクパンサーのストラップ。
同世代の人なら知ってる人はいるかもしれません。
「わぁー。キラキラしてて可愛い!」と、ひとめぼれ。
材料を買い、見よう見まねで自分でも作ってみたら、意外と簡単。
友人たちにも欲しがられて、大量生産(笑)
次は他の形も作りたくなって、
ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー…
少しずつ種類は増えていき、その頃流行っていたmixiに、投稿したのがきっかけで
私のmixiを観てくれた人から、作り方を知りたい。と、言われるようになりました。
教室をするなど、考えもなかったので、
私の作り方を文章で、一生懸命に伝えますが、
なかなか伝わりません。
どうにかして伝えることはできないかな?と考えて、思い付いたのが、
編み物の編み図でした。レース編みなどのあの編み図です。展開図とも言いますね。
これなら図解することができる。
その編み図(展開図)をパソコンで描き、それと一緒に文章も加えた、作り方(レシピ)を自作して、ヤフーオークションで販売してみると
これがものすごい人気に!
「え?」って感じでした。
子育て真っ最中なので、家にいながらできること。
それほど手間はなく、子育てに支障がない。
自分が好きなことで、たくさんの人に喜んでもらえること。
なによりも、自分の作品を評価してもらえる。という達成感、高揚感。
変なところが真面目な旦那様は、お金を頂くならちゃんとしなければと、自分の会社に部門を作ってくれて、そこで税的なことをしてもらうことに。
でも、私はというと
「そんなに売れるはずないから、心配ないよ~」と、笑っていました。
後から、一円でもお金のやり取りがあるならば
本来はちゃんとしなければいけない。ということを、税理士さんから教えられますが、その時は利益がたくさんでないと、しなくてよいものだと思っていました。
でも。この旦那様の行動が必要となることになるとは!
私のレシピは飛ぶように売れていったのです。
自分の得意なことが仕事になった瞬間でした。
作ることは大好きなので、どんどん色んな動物やキャラクターを作っては、発表。希望があればそのレシピを作って販売する。
自分の好きなこと、やりたいことが
求められてそれに応えることが仕事になる。
希望通り、子育てと家事をこなしながら、無理なくできる仕事。
このレシピ作りは、後に私の作ったハンドワーク、グルーデコにおいて、
講師の方々に勧めていった。
自分の考えたデザインや技法を「商品化する」に繋がっていきます。
そんなことを1年くらい続けていた頃、
空前のビーズブームがやって来ました。
9へ続きます。