代表の矢部です。

 

我が家の真ん中の6歳の娘、朝起きてきて

私のところにやってきて、ぐずぐず泣いていました。

 

女の子 「お漏らししちゃった…」

→どうやら、おねしょしたらしく、濡れたパジャマのままでやってきました。

 

ママ 「そうなんやね」

 

女の子 「気持ち悪い…」

 

ママ 「気持ち悪いね」

 

女の子 「お漏らししちゃった…」

 

ママ 「そうね、お漏らしして気持ち悪いよね」

 

女の子 「お漏らししちゃったってば!」

 

大声を出して、さらに泣き出しました。

 

ママ 「え?びっくり!なんで泣くと?」

 

女の子 「お漏らししたって言いよるのに、無視せんで!」

 

ママ 「無視してないし、気持ち悪いよね。それでどうしたいと?

何か困っとるならそう言ってくれんとわからんよ」

 

女の子 「だから、お漏らししてどうしたらいいと?!」

 

ママ 「そうか、どうしたらいいかわからんやったんやね。教えてくれんけん腹が立ったよね。

まずは、着替えようか。着替えは洗濯機に入れとけばいいよ。」

※6歳の娘、今までもお漏らしして自分で勝手に着替えていたから

それくらいわかるだろうと思っていたので、着替えたらとか言わずにいましたが

甘えたいのかなと思って、今回はアドバイスしました。

 

 

女の子 「違う!なんで無視すると!困っとるのに!

みんな、ももりのこと無視してムカつく!」

 

大泣きえーん

 

え?なんで?

無視してないし、みんなって誰よ。

 

びっくりするし、何やら話が噛み合わず困惑する私。

 

どうやら、朝起きて一番に声をかけに行ったのはお父さん。

お父さんにも「着替えたら」と言われ、その次にお兄ちゃんに声をかけ

これまた「気持ち悪いなら着替えたらいい」と言われ、さらに私にも同じことを言われ

誰も私のことをわかってくれない!と腹を立てていました。

 

 

さて、ここで問題です。

娘はいったい、何に困っていて、どうしたかったのでしょうか?

 

 

 

 

 

相手が聞いてきた質問に答えたのに「違う!そうじゃない!」なんてこと

子どもだけじゃなく、大人同士でもありませんか。

 

どうも話が噛み合わない、どうも違うみたいだぞ

そんな時は、相手が伝えたいことと、こちらが受け取りかたが違う

言わば、すれ違いや勘違いが生じて、そこから拗れていく…

 

まさに私と娘が陥った状況ですよね。

 

 

こんなときは、まず状況を整理してみましょう!

 

 

【状況】

・おねしょをした。

・いつもより早く起きた(娘の中では起こされた)

・まだ寝ているお父さんに声をかけた

・早起きの兄(TVに夢中になっている)に声をかけた

・それでも状況が変わらなかったので、まだ寝ている私に声をかけた

・3人に同じことを言われた

・何かに困っている

・誰もわかってくれない=無視された、と思っている

・自分で着替えは出来るが着替えていない

・おねしょした布団はそのまま

・体調は問題なし

 

といったところでしょうか。

 

娘の言葉だけを聞くと、ただ濡れたパジャマのままなのが気持ち悪く

汚れたパジャマをどうしたらいいのか?それだけが問題だと思ってしまった私。

 

でも、違ったようなので

ここから声掛けの仕切り直し!

 

ママ 「お母さんは、ももりがパジャマをどうしたらいいのか、わからんで困ってると思ってたけど

どうもそうじゃないみたいやね。

お父さんにもにぃにも、お母さんにも無視されたみたいで、ムカつくし悲しかったね。」

 

女の子 「うん、着替えは出来ると。

でも、どうしたらいいかわからんけん困っとるのに、誰も答えてくれんけん

ももりのこと、どうでもいいみたいに扱われて悲しかったしムカついたと。」

 

ママ 「そうやったんやね。

でもね、みんなももりのこと無視してないとよ。

お父さんも、にぃにも、お母さんも、ももりが着替えのこと言ってると思ってただけ。

わからんやっただけなんよ。」

 

女の子 「うん」

 

ママ 「ももりが何に困ってるのか、気持ち悪いだけじゃわからんとよ。

手助けしようにも出来んで、お母さんももどかしかったよ。

着替えじゃなくて、他に困ってることがあるんよね?」

 

女の子 「うん、布団どうしたらいいと?」

 

ママ 「え?布団?」←そう言えば、状況を整理した時に布団がそのままってあったよね!気づかんやったぁ!

 

女の子 「布団でお漏らししてしまったけん、どうしていいかわからんやった。」

 

よくよく話を聞いてみると

おねしょして、着替えと汚れたパジャマをどうするかは

何度か自分でやっているのでわかっていたんですが

おねしょした布団の方は、いつも私か旦那が片付けていて

 

にぃには、おねしょしたら、着替えも布団の処理も全て自分でやる。

※かっこ悪いと思っているのか、私たちも気づかないくらい見事に処理しているのです(笑)

 

自分が寝るときに、布団がそのままだったら気持ち悪いし

そろそろ私も自分でやらなきゃ!と思った娘は

そのやり方がわからなくて聞いていた…それだけだったんですポーン!!

 

 

そりゃ「お漏らしして気持ち悪い」じゃ、わからないはずだ(笑)

 

「お漏らしして、布団がおしっこで濡れたままだと、私が寝るとき気持ち悪い

どうしたらいいかわからんけん困っとる

 

大事なところが抜けてしまってましたからね。←ここ!ここがポイントですよ。

 

 

 

そうとわかれば、問題は問題ではなくなります。

一緒にシーツを剥がして、洗濯機で洗って干す。

それだけww

 

 

たった、これだけのことなのに

ずいぶんと時間をかけて、対立しなくていい対立までして

エネルギーも使うし、疲れますよね。


それに、自分でやろうって思った娘を誇らしく感じた私。

娘自身も、そんな自分を誇らしく感じたみたい。


もし、あのまま拗れていたら、この誇らしさは無かったかもしれないと思うと

残念なやり取りやったよねと、「私たちってほんとおバカだよねぇ」と笑って過ごしました。

 

 

 

この誤解やすれ違いをうむような、わかりにくいやり取りって

私たち親子だけじゃなく、けっこう多くの人がやっているやり取りだと思うんですよね。

 

【状況】【自分が思ったこと・考えたこと】【その時の気持ち】

 

この3つを、わかりやすく丁寧に伝えることで

今回みたいに時間がかかったり、拗れてややこしくなったりしない

対立しないコミュニケーションになるんです。

※詳しくは、私も講師を務める「心をつなぐ人になる勉強会│Cüくう」にて学べます。

 

 

 

今回、娘とのやり取りで

【気持ち】は言うようになった娘ですが、これだけではわかりにくい!

語彙力とともに、それに関する【状況】【思ったこと】

これらを一つ一つ丁寧に伝えていくことが、矢部家の課題だなと気づきました。

 

そのためには、まずは私自身が実践していくことから!

 

 

私と一緒に、相手との関係がより良くなる

対立しないコミュニケーションを学び、実践していく仲間を募集しています。

 

 

3人以上集まれば、福岡市内、近郊、県内(要相談)

Digna Feminaでも「心をつなぐ人になる勉強会│Cüくう」を開講いたします。

※Digna Feminaの『はじまりのはじまり│初級クラス』は、Cüくうで学んだ関わりを実践しています。

講師は私、矢部が務めます。

 

年内には、福岡市内でも開講予定ですので

気になる方は、お問い合わせください。

 

 

 
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