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ニコン「D5200 ダブルズームキット」が売れ筋ランキングトップ3入り!ミラーレスとの競合激化も、発売後8か月を経てようやく過去最高位を更新
ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D5200 ダブルズームキット」が、価格.comの「デジタル一眼カメラ」カテゴリーにおける売れ筋ランキングで3位に上昇した。
2012年12月15日の発売から約8か月を経てのトップ3入りであり、過去最高位の更新だ。
さまざまな角度から撮影できるバリアングル液晶モニターや、上位機種と比べても見劣りしない画質性能、交換レンズ2本の組み合わせで広角27~450mm相当(35mm判換算)の焦点距離をカバーする使い勝手の良さなどが好評を得ており、最安価格が発売時点から4割近く下がったことも、売れ筋ランキングの上昇を後押しした。
本製品のようなエントリーユーザー向けのデジタル一眼レフカメラは、価格競争が激化するミラーレス一眼カメラとの競合もあり、売れ筋ランキングのトップ3争いを演じることが少なくなっているが、エントリー向けデジイチでは頭ひとつ抜け出した本製品の動向に注目したい。
「D5200 ダブルズームキット」は、3型のバリアングル液晶モニターを搭載したデジタル一眼レフカメラ。
同梱の交換レンズは、35mm判換算の焦点距離が27~82.5mm相当の「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と、82.5~450mm相当の「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」の2本だ。
APS-Cサイズで有効約2410万画素のCMOSイメージセンサーや、上位機種と同等の画像処理エンジン「EXPEED(エクスピード) 3」を内蔵し、撮影感度は、最大でISO25600(増感設定時)までに対応。
39点のフォーカスポイントを備えたAFセンサーを搭載し、動く被写体の撮影でも、的確なピント合わせができるようになっている。
連写性能は、最高約5コマ/秒で、動画機能は、1920×1080/60iのフルハイビジョン撮影に対応した。
ファインダーの視野率は約95%(対実画面)。
対応メディアは、SDXCメモリーカードをサポート。本体サイズは129(幅)×98(高さ)×78(奥行)mmで、重さは約555g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む)だ。
ニコン「D5200 ダブルズームキット」の売れ筋ランキング推移(直近6か月間)
ニコン「D5200 ダブルズームキット」のアクセス数推移(直近6か月間)
「価格.comトレンドサーチ」によると、本製品の売れ筋ランキング順位は、発売が開始された2012年12月10日週に85位で登場したが、2013年4月下旬まで20位以下で推移するなど、なかなか人気が高まらなかった。
しかし、最安価格が発売時期の118,260円から84,200円まで28.8%下がり、割安感が出てきた5月28日に、ようやく10位にランクイン。
その約1か月後の6月29日には7位に上昇するものの、その後は順位を下げ、7月中旬まで最高位を更新することがなかった。
それでも、7月26~27日には5位、8月7~8日には4位へと、じわじわと順位を上げ、8月9日には3位にランクイン。
13日現在もトップ3圏内をキープしている。
アクセス数は、1月21日週にピークの43,398PV/週をつけ、その後は下落に転じていたものの、今夏に向けて再び上昇。
6月17日週にはピークの49%にあたる22,180PV/週まで戻し、直近の8月5日週には40,654PV/週となった。
なお、8月13日の最安価格は、発売時期より39.5%低い71,499円だった。
ニコン「D5200 ダブルズームキット」のユーザーレビュー評価
本製品に対するユーザーレビューは、8月14日時点で10件が投稿されており、満足度はカテゴリー平均の4.69を上回る4.72。
「バッテリー」と「携帯性」を除く6項目が平均を上回っており、特に「機能性」や「液晶」「画質」に対する評価が高くなっている。
レビュワーのコメントを見ると、「機能性」や「液晶」に関するものでは、「このクラスとしては十分な機能だと思います」や、「バリアングルの恩恵は大きいです。
ライブビューでの撮影時のバリエーションが広がります」という投稿があった。
「画質」については、「申し分ないです。
エントリー機もここまで進化したかと自己満足!」や「コンデジからステップアップした人には感動をおぼえる画質で撮れます」、「このカメラで仕事ができる」といった声がある。
また、「ダブルズームキットの55-300mm(AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR)はなかなかの望遠です」や、1台目のCanon製品より操作が簡単でわかりやすいように思います」など、付属の望遠ズームレンズの使い勝手や、カメラの操作性を評価するもいる。
特に、本製品のようなデジタル一眼レフカメラのエントリーモデルは、2本のレンズで広角域から望遠域までをカバーする「ダブルズームキット」のラインアップが人気を集める傾向が強いが、その中でも本製品の望遠ズームレンズの焦点距離は長くなっており、こうした使い勝手の良さも、他機種と比較した際の本製品の優位性を高めているようだ。
いっぽうで、「Wi-Fiがオプションとなっているのがマイナス」と指摘する人もいた。
なお、レビューワーの属性は「初心者」から「プロ」まで幅広い。
ニコン「D5200 ダブルズームキット」のライバルランキング
上の図表は、本製品とよく比較検討されるライバル製品をランキング形式で表したものだ。
これによると、本製品ともっとも比べられている製品は、同社のAPS-Cセンサー搭載機で最上位機種のニコン「D7100 ボディ」となっており、ともにエントリーユーザー向けのキヤノン「EOS Kiss X7 ダブルズームキット」は、5番目のライバル製品となっている。
また、比較検討をしてどちらの方がよく買われているかを示す勝率では、ニコン「D3200 200mm ダブルズームキット」と50%で引き分けている以外は、すべてのライバル製品に勝ち越している。
上位機種と比べても見劣りのしない画素数や画像処理エンジンの処理能力、付属レンズがカバーする焦点距離の長さなどを総合的に考慮すると、本製品のお買い得感が高くなっているようだ。
クチコミでも、「D7100」などの上位機種と比較するコメントが見られた。
本製品は、2012年5月に発売された「D3200」と並んで、APS-Cサイズのセンサーを搭載したエントリーユーザー向けの人気シリーズだ。
これらのエントリー向けデジタル一眼レフ製品は、初めてデジタルカメラを使用する人のほかにも、より幅広い撮影シーンで使用したいと考えるコンパクトデジタルカメラからのステップアップユーザーや、上位機種のサブ機として購入する人まで、幅広いユーザー層が購入対象となるため、発売当初から売れ筋製品の上位にランキングすることが多かった。
ところが、より小型・軽量で、価格競争力の強いミラーレス一眼カメラとの競合や、デジタル一眼レフカメラの高機能化による実勢価格の上昇で、ここ2年ほどは、発売直後の「スタートダッシュ」が見られなくなっている。
発売から8か月を経てようやく売れ筋ランキングのトップ3入りを果たした本製品だが、今後もこの人気が続くのかどうか注目したいところだ。
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