
ケヴィン・クライン 映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』や『デーヴ』などで注目を浴び、近年は舞台でも活躍しているケヴィン・クラインが、新作『ダーリング・コンパニオン(原題) / Darling Companion』について語った。
同作は、ベス(ダイアン・キートン)は寒い冬の日に捨てられた犬を拾って介護し、自分の家で飼い始める。
それ以来その犬に愛情を注ぎ込んできたが、ある日彼女の夫ジョセフ(ケヴィン・クライン)が散歩をさせていた際に、犬が森林に逃げ出してしまい行方がわからなくなる。
夫婦は協力者を得ながら捜索を開始していくというドラマ作品。
共演者には、ダイアン・ウィースト、リチャード・ジェンキンス、マーク・デュプラスらが参加している。
監督は映画『白いドレスの女』や『わが街』のローレンス・カスダンがメガホンを取っている。
出演経緯について「僕はこれまで5回もローレンス・カスダン監督と仕事をしているんだ(今作で6回目)。
いつも彼の制作過程が気に入っているんだよ。
彼の脚本の内容や監督としての手法、俳優への信用は特にね、だから誰もが彼を信用しているんだ。
ずっと、彼とはこれまで良い関係を築いてきた。
だから、脚本を読まなくても出演するつもりでいたんだ。
ただ、この脚本もすごく気に入っているよ。
それにキャスト陣も素晴らしい。
そのキャストの中でも、特にダイアン・キートンの作品が大好きだけれど、なぜかこれまで一度も彼女とは仕事をしたことがなかったんだ」とケヴィン・クラインにとって仕事をしやすい環境だったことが出演の決め手になったらしい。
今作ではローレンス・カスダン監督が初めてデジタル、レッドカメラの撮影を行っていることについて「そうなんだ。
予算と撮影のスピードを通してのスケジュールが普段とは違っていた。
大作を製作するときは時間があり過ぎて、俳優として、いいタイミングで最高の演技にもっていくのが難しいんだ。
だから、このような短期間の撮影はそんなリスクがないんだ。
確かにローレンス・カスダン監督は初めてデジタルに挑戦しているが、僕ら俳優はこのような撮影に満足しているんだ」とテンポよく撮影が行われていたようだ。
実生活では、長年女優フィービー・ケイツと結婚生活を送っているケヴィンだが、実生活の経験がこの映画の夫婦を演じる上で役に立ったのだろうか。
「映画ではすべての役を演じる上で、自分の経験や人生を当てはめなければいけない。
もちろん、そうする必要もないときもあるが、そのやり方がローレンス・カスダン監督の作品には適していると思う。
それに、この映画のキャラクターたちは自分の周りに居るような人々であり、自分自身にも似ている気がするんだ。
当然、ローレンス・カスダン監督の執筆した脚本に合わせて演じているが、僕のパーソナルな生活観点も所どころで含まれている。
だから演技上で大切なのは、何を取り入れ、何を除外していくかだと思う」と彼なりの観点を語った。
映画は、犬の行方がわからなくなったことで、夫婦の関係を確かめ合い、家族の絆が深まっていく過程が、演技派の俳優たちを通して楽しめる映画に仕上がっている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
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