2012年11月8日(木曜日)
今日は、仕事が終る頃、急に疲れが出てしんどくなった日。
身体の疲れが、精神的な疲れを誘発して、何だか暗い感じ。落ち込み。
こうして日々の出来事を日記に綴っていると、暗い事も書いてしまうが…
今日は、へんで止めておこう。明日はいい日にしよう。話題を変えよう。
このところ、家で聴いている音楽は、僕が小さい頃から青春時代に聴いていた音楽。
1970年代末から、1980年代の音楽。邦楽、洋楽問わず。
新しい音楽、音のアイデアが湧き出ていた時代。テクノロジーが進化した時代。
いろいろなアーティストが登場し、消えていった時代。
僕の中では、音楽が1番輝いて、煌いていた時代だった。
今週、特に聴いているのは、1978年10月25日リリースのCD。
坂本龍一さんの1stアルバム『千のナイフ』。
全曲、シンセサイザーで作られたこのアルバムは、日本のテクノの原点。
様々なアナログシンセサイザーとローランドMC-8マイクロコンポーザーを駆使して製作。
YMOのデビュー前夜。エポックメイキング的な音づくり。画期的な音楽。
当時、僕は、こどもだったので、リアルタイムでは、このアルバムを聴いていないが…
発売から1年後、このアルバムを聴いた。当時はレコード、カセットテープでの発売。
確か、同級生からカセットテープを借りてカセットテープにダビングして聴いたと思う。
はじめて、このアルバムの音を聴いた時、頭を殴られたような衝撃を受けた。
シンセサイザーの音、刻むビート、電子音、ボコーダーボイス…
今、聴いても、その当時、感じた衝撃がよみがえってくる。
このアルバムは、カセットテープが擦り切れるまで聴いた。思い入れがあるアルバム。
音楽的にも、僕が影響を受けたアルバム。坂本龍一さんの音楽が大好きな僕。
あれから月日が流れて、30年余り。今、もう1度音楽をはじめようと考えている僕。
何もないところから、何かを作り出す事をやりたい衝動に駆られている。
ゼロから、何かを形にして、表現して、何かを完成させる。
音楽、絵画、書道、手芸、陶芸、デザイン、作文、俳句、写真…
考えたらブログも、何もないところから、はじまる。自分の表現の形。
生きている間に遺す僕の足跡。自分自身が発信する考え、気持ち、表現。
いろいろな手段を使って、自分自身を表現し、まわりに発信していく。
もしかしたら、僕は、これから何かを表現していくかもしれない。未定ではあるが…
何かをしないといけない。そんな気持ちになった11月8日。
*写真のCDは、2005年4月20日リリースのリマスタリングの『千のナイフ』
完全限定生産盤 紙ジャケット
CD番号 COCB-53330 コロンビアミュージックエンターテイメント
パーソネル:渡辺香津美、細野晴臣、山下達郎、高橋悠治、ペッカー、浜口茂外也