こんにちは。
7月下旬を迎えて、日本各地では猛暑日が続いています。
大阪も最高気温が35℃を超える日もあり、暑い夏を迎えています。
思えば、僕がこどもの時、僕の家にはエアコンがなかった。
小学校、中学校、高校も、エアコンがない中、授業を受けていました。
エアコンが効いているのは、デパートや喫茶店、市役所、図書館など限られた場所でした。
中学生の頃、自宅から自転車で20分も掛かる図書館へエアコン求めて通っていました。
図書館には、冷水機もあり、僕にとってのパラダイスでした。好きな本も読める空間でした。
なので、こどもの頃から、夏休みはうれしかったですが、暑い夏は苦手でした。
しばらくして、大人になると、僕の家にもエアコンが付きました。
街にもだんだんエアコンが普及して、いろいろな場所が涼しくなりました。
しかし、僕の暑がりは変わることはなく、汗をブルブルかく夏の日でした。
また、20代の頃、ウイスキーを好んで飲んでいて、二日酔いになる事も多かった。
僕にとって、ウイスキーは、長時間、身体の芯から、身体を温めるお酒。
そのため、なかなかお酒が抜けないために、よく二日酔いになっていました。
ウイスキーを飲んだ翌日は、身体が熱くて、ずっと汗をかいていました。
仕事をしている時にも、身体が熱かった。
おそらく体感気温も人より高かったと思います。
だから、暑くて、汗をかく、夏が大嫌いになりました。
冬なら服をたくさん着たら、暖かくなりますが、夏は真っ裸になっても、暑くて我慢出来ない。
次に、以前も書きましたが、夏に失恋する事がいくつかあった。
昔の僕は、人を好きになったら、一途で、心の中でメラメラと恋心が燃え上がるタイプでした。
好きな人に対しての気持ちが強すぎた。好きな人の事すべてを知りたくなる気持ちがありました。
そのため、僕の気持ちや心が相手に、うまく伝わらず、失恋する事が多かった。
ただ、その人の事が大好きだった。真面目で、正直に恋愛に向き合っていた僕です。
そのくせ、自分の気持ちを相手に伝えるのが下手で、自分の本当の気持ちをうまく言えなかった。
遠距離恋愛していた人に、大阪から逢いに行ったのに、自分の気持ちを何も言えなかった。
本当は大好きで、一緒にいたかったのに、背伸びして、自分自身を強がって見せていた。
そんな事があった。未熟で、若くて青い恋でした。そんな恋をしていたのが、いつも夏だった。
だから夏になると、失恋の想い出や自分が未熟だった頃を思い出す。
そんな経験を重ねて、夏がいつしか嫌いになっていました。
あれから、しばらく経ち…
エアコンがある生活を手に入れ、お酒もウイスキーから焼酎へと変わりました。
失恋の想い出も、いつしか経験と心の財産になり、今は自分らしく生きている。
夏、ここ何年、1年の中で1番好きな季節になりつつあります。
でも、ただ楽しいだけの夏ではなくて…
しんどかったり、切なかったり、悲しかったり、凹んだり、儚かったりする経験があったから…
僕は今、夏を楽しめるようようになったと思います。ちょっとだけ大人になったし…
そして、夏に楽しめる事を、夏に楽しんでいこうと思っています。
そんな夏、夏男になった僕。
今年の夏は、特別な夏にしたいと思います。
では、また…