このアンプは重さが13.5kgと割と重さがあり、
大型のパワートランスを搭載しているので
そのためか芯の太い低域が豊かな鳴りで再現されています。
音はクリアでチャンネルセパレーションに優れているので
サウンドステージは極めて良好ですね。
ベースラインのはっきりとした音で下(低域)の伸びが良く
身の詰まったバスドラやベースは低域好きな方にはハマるかもしれません。
ギターも痩せた感じは一切なく厚みのある安定したサウンドを聴かせてくれます。
ドラムは深胴のシェルを使ったような豊かさのある鳴り方です。
ただしその反面シンバル(高域)の噴出しが弱く、鳴りが重く感じられ
スネアの押し出しや立ち上がりが鈍い傾向があります。
全体的なドラムビートはタメぎみのニュアンスですね。
個人的にはもう少しスピード感があってタイトだと良いなと思いました。
音の締まりは割とありますが音色はエッジが立っていない
丸めのサウンドなので、その部分が気になるという方はいらっしゃるかもしれません。
プライマーはCDプレーヤーのCD21がシャープで切れ味のある音色ですが
このプリメインアンプのI21はこういった音色傾向にあるようです。
メタル系の音楽には少しシャープさが足りない気がしますが
ハードロック系の音楽には向いているかもしれませんね。
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