満月
1ヶ月前の満月
あまりにもまぶしくて、他の星たちが見えなかった
他の星を見せてくれなかった
月が沈んでも他の多くの星たちは姿を見せない
恣意的すぎるほど
とくに津別で見つめられた月は強烈だった
月の引力で、人間の血圧は上昇する
どきどきする気持ちは環境が仕掛けてきたのかもしれない
いやそういう環境に自ら乗り込んだのかもしれない
今、月が見えますか?
あまりにもまぶしくて、他の星たちが見えなかった
他の星を見せてくれなかった
月が沈んでも他の多くの星たちは姿を見せない
恣意的すぎるほど
とくに津別で見つめられた月は強烈だった
月の引力で、人間の血圧は上昇する
どきどきする気持ちは環境が仕掛けてきたのかもしれない
いやそういう環境に自ら乗り込んだのかもしれない
今、月が見えますか?
Season2
そう、夜風が涼しい季節になったんだ。
季節はうつろう。
秋がやってきて、件のドラマは次の展開をみせた。
人気のドラマのタイトルみたいに後に、
Season2 という文字をつけて再びスタートする。
同じ主人公だけれど、舞台となる街が変わり、周りの登場人物も変わる。
しかしストーリーの始まりはSeason1と同じく、旅だった。
一体どこへ行くのだろう。
どこへ。
季節はうつろう。
秋がやってきて、件のドラマは次の展開をみせた。
人気のドラマのタイトルみたいに後に、
Season2 という文字をつけて再びスタートする。
同じ主人公だけれど、舞台となる街が変わり、周りの登場人物も変わる。
しかしストーリーの始まりはSeason1と同じく、旅だった。
一体どこへ行くのだろう。
どこへ。
ヒガシへ
旅へ出た。
遠い東へ。
長い海を越える時間は苦痛だったが、
打ち消すように、すぐに喜びに溢れた。
旅は饒舌にさせる。
敬愛して止まない、目前に脈々とそびえる名山が
都会とは違う熱い日差しで、新たな表情を見せていた。
社会人として物心がついた頃、遠く目指したその峰。
望みが、未来が、名誉が、賞賛が、羨望が、悔しさが、
アルコールのグラスの数の数だけテーブルに転がりだす。
素手で、生温かい心をダイレクトに掴むような夜。
その感触に、身を研磨されていく心地よさ。
雄大な山に囲まれた土地で、
いま、すこやかに、大切に、はぐくまれている。
志を高く持つ夜。だから旅は生きる喜びである。
AM4:00
遠い東へ。
長い海を越える時間は苦痛だったが、
打ち消すように、すぐに喜びに溢れた。
旅は饒舌にさせる。
敬愛して止まない、目前に脈々とそびえる名山が
都会とは違う熱い日差しで、新たな表情を見せていた。
社会人として物心がついた頃、遠く目指したその峰。
望みが、未来が、名誉が、賞賛が、羨望が、悔しさが、
アルコールのグラスの数の数だけテーブルに転がりだす。
素手で、生温かい心をダイレクトに掴むような夜。
その感触に、身を研磨されていく心地よさ。
雄大な山に囲まれた土地で、
いま、すこやかに、大切に、はぐくまれている。
志を高く持つ夜。だから旅は生きる喜びである。
AM4:00
自然への感謝(み)
ほんとうにちっぽけな自分の存在を感じた北の旅。
いつしか小さなギアを組み合わせることが美徳と感じる大人になってしまった。
小さなギアがたくさん寄り集まって今の自分がいることもわかっているが、その組み合わせ方が複雑になっていた。
今回の旅は、そのギアを一つ一つ外すことができた。
(すべてのギアを外すことはできなかったけど)
小さなギアが無理やり大きなギアを動かしていることがわかったし、稼動しているギアが他のギアの凹凸を傷付けているところもあった。
こりゃたいへんだ。
旅が終わってもまだ解体したまんまだ。どう組み合わせようか検討がつかない。
油のさしようもない。
でも解体できたことはよかった。
部品はそんなに多くなかったこともわかった。
単純だ。
ちっぽけな人間なんだ。
これが大切なこと。
大きな人間などと勘違いしないことが大切なこと。
おそらくほとんどの人間は同じギアを同じ数だけ持っている。
その組み合わせが微妙に違うだけ。
この夏、一緒にギアの歯を合わせてみたら
ものすごく高速に回転した時があった。
雨降る南の大地だった。
でもあんまり早く回転するものだから、
ぼくのギアが先に壊れた。
ようやく解体が終わって、組み合わせ方がわからないが
しばらくこのモラトリアムな状況のなかで、ゆっくり組み合わせかたを考えてみようと思う。
いつしか小さなギアを組み合わせることが美徳と感じる大人になってしまった。
小さなギアがたくさん寄り集まって今の自分がいることもわかっているが、その組み合わせ方が複雑になっていた。
今回の旅は、そのギアを一つ一つ外すことができた。
(すべてのギアを外すことはできなかったけど)
小さなギアが無理やり大きなギアを動かしていることがわかったし、稼動しているギアが他のギアの凹凸を傷付けているところもあった。
こりゃたいへんだ。
旅が終わってもまだ解体したまんまだ。どう組み合わせようか検討がつかない。
油のさしようもない。
でも解体できたことはよかった。
部品はそんなに多くなかったこともわかった。
単純だ。
ちっぽけな人間なんだ。
これが大切なこと。
大きな人間などと勘違いしないことが大切なこと。
おそらくほとんどの人間は同じギアを同じ数だけ持っている。
その組み合わせが微妙に違うだけ。
この夏、一緒にギアの歯を合わせてみたら
ものすごく高速に回転した時があった。
雨降る南の大地だった。
でもあんまり早く回転するものだから、
ぼくのギアが先に壊れた。
ようやく解体が終わって、組み合わせ方がわからないが
しばらくこのモラトリアムな状況のなかで、ゆっくり組み合わせかたを考えてみようと思う。
tsunami (み)
風に戸惑う 弱気な僕
通りすがる あの日の幻影(カゲ)
本当は見た目以上
涙もろい 過去がある
止めど流る 清(サヤ)か水よ
消せど燃ゆる 魔性の火よ
あんなに好きな 女性(ヒト)に
出会う夏は 二度とない
人は誰も愛求めて 闇に彷徨(サマヨ)う運命(サダメ)
そして風まかせ Oh,My destiny
涙枯れるまで
見詰め合うと 素直に お喋(シャベ)り出来ない
津波のような侘(ワビ)しさに
I know.. 怯(オビ)えてる,Hoo..
めぐり逢えた瞬間(トキ)から 魔法が解けない
鏡のような夢の中で
思い出はいつの日も 雨
夢が終わり 目覚める時
深い闇に 夜明けが来る
本当は見た目以上
打たれ強い 僕がいる
泣き出しそうな 空眺めて 波に漂(タダヨ)うカモメ
きっと世は情け Oh,Sweet memory
旅立ちを胸に
人は涙見せずに 大人(オトナ)になれない
ガラスのような恋だとは
I know.. 気付いてる,Hoo..
身も心も愛(イト)しい 女性(ヒト)しか 見えない
張り裂けそうな胸の奥で
悲しみに耐えるのは 何故(ナゼ)?
通りすがる あの日の幻影(カゲ)
本当は見た目以上
涙もろい 過去がある
止めど流る 清(サヤ)か水よ
消せど燃ゆる 魔性の火よ
あんなに好きな 女性(ヒト)に
出会う夏は 二度とない
人は誰も愛求めて 闇に彷徨(サマヨ)う運命(サダメ)
そして風まかせ Oh,My destiny
涙枯れるまで
見詰め合うと 素直に お喋(シャベ)り出来ない
津波のような侘(ワビ)しさに
I know.. 怯(オビ)えてる,Hoo..
めぐり逢えた瞬間(トキ)から 魔法が解けない
鏡のような夢の中で
思い出はいつの日も 雨
夢が終わり 目覚める時
深い闇に 夜明けが来る
本当は見た目以上
打たれ強い 僕がいる
泣き出しそうな 空眺めて 波に漂(タダヨ)うカモメ
きっと世は情け Oh,Sweet memory
旅立ちを胸に
人は涙見せずに 大人(オトナ)になれない
ガラスのような恋だとは
I know.. 気付いてる,Hoo..
身も心も愛(イト)しい 女性(ヒト)しか 見えない
張り裂けそうな胸の奥で
悲しみに耐えるのは 何故(ナゼ)?
旅の記憶(ま)
熱が出ている。
気だるく眠りながら、記憶をたどる。
夢を何度か見る。
旅に行くことを決めた理由は、
仕事の悩みなんかじゃなかった。
モラトリアムだったのは「心」だ。
友人という立ち振る舞い方を学習する目的で
(距離を感じる行動も、
合う頻度が下がった視線も、
できれば聞きたくなかった発言も)
どれもやりきれなかったけれど、まさに実りある旅だった。
君の行動はすべてありがたかった。

北へ舞台を移す意味も大いにあった。
伴う痛みは、広大な空や草木が慰めてくれた。
大自然の中で、私の痛みのちっぽけさを思い知らされる。
キャンプの焚き火のように、
毎日、胸の火がくすぶってないかの確認をしてから、
静寂の暗闇の中で眠りについた。
手が届くところにいるのに、伸ばせない事実が
(正確に言うと、伸ばせたとしても意味合いが異なる)が
そこにあることも、精神衛生上とても都合が良かった。
夜はまるで秋のような冷たい風。
肌で季節の移ろい、夏の終わりを実感した。
そうして湿原のように歴史を重ねていく・・・人生そのものだった。
私はここに人生の縮図をみたんだ。
皮肉な話だが、目指しても達成できない大局が存在する。
しかし、失望を集めて、次への希望が作れることの意味を知る。
この旅のような経験はまたとないはずだ。感謝をしたい。
けっして、楽しくなかったわけじゃない。
充実した、かけがえのない素晴らしい時間だった。
涙なしには、思い出せない。
ただそれだけだ。
気だるく眠りながら、記憶をたどる。
夢を何度か見る。
旅に行くことを決めた理由は、
仕事の悩みなんかじゃなかった。
モラトリアムだったのは「心」だ。
友人という立ち振る舞い方を学習する目的で
(距離を感じる行動も、
合う頻度が下がった視線も、
できれば聞きたくなかった発言も)
どれもやりきれなかったけれど、まさに実りある旅だった。
君の行動はすべてありがたかった。

北へ舞台を移す意味も大いにあった。
伴う痛みは、広大な空や草木が慰めてくれた。
大自然の中で、私の痛みのちっぽけさを思い知らされる。
キャンプの焚き火のように、
毎日、胸の火がくすぶってないかの確認をしてから、
静寂の暗闇の中で眠りについた。
手が届くところにいるのに、伸ばせない事実が
(正確に言うと、伸ばせたとしても意味合いが異なる)が
そこにあることも、精神衛生上とても都合が良かった。
夜はまるで秋のような冷たい風。
肌で季節の移ろい、夏の終わりを実感した。
そうして湿原のように歴史を重ねていく・・・人生そのものだった。
私はここに人生の縮図をみたんだ。
皮肉な話だが、目指しても達成できない大局が存在する。
しかし、失望を集めて、次への希望が作れることの意味を知る。
この旅のような経験はまたとないはずだ。感謝をしたい。
けっして、楽しくなかったわけじゃない。
充実した、かけがえのない素晴らしい時間だった。
涙なしには、思い出せない。
ただそれだけだ。
北の大地と別れ(ま)
驚くほど完璧に
旅の目的を果たした。
忘れられない光景を、
哀楽入り交じる思い出を、
強いけじめを、胸に。
オンネトの碧い底に花言葉を沈めて、
夢心地の旅から日常に戻ります。
別れを告げる時間がきました。
短かい夏だったけど、本当に楽しかった。
ありがとう。
さようなら。
北の大地に感謝。
旅の目的を果たした。
忘れられない光景を、
哀楽入り交じる思い出を、
強いけじめを、胸に。
オンネトの碧い底に花言葉を沈めて、
夢心地の旅から日常に戻ります。
別れを告げる時間がきました。
短かい夏だったけど、本当に楽しかった。
ありがとう。
さようなら。
北の大地に感謝。


