私、ずっと昔のことですが、「英語と中国語でアナウンスする仕事」をしてたことがあります。なので、ちょっと外国語にはうるさいです。
京急線横浜駅のホームで流される自動音声。
今は、「日本語」「英語」「中国語」「韓国語」の4つで行われています。
その中の「普通列車」についての「英語」「中国語」「韓国語」のアナウンスについて間違いがあり、それがずっと直されていないので、京急線愛用者として、この機会に指摘したいと思います。
※ちなみに、今の京急の社長である「川俣幸宏氏」は、大学の写真部の後輩で、「知り合いなんだから社長に会って直接言えばいい」ともいえるんですけど、この前、飲み会をしようとなった際に、自分の母親が倒れて飲み会に出席できず、彼に会えなかったので、この場で書くことにします。忙しい彼にこういう些細なことで手を煩わせるのも申し訳ないし。
では、問題点を。
横浜駅で、下りの「普通列車」(=各駅停車)が近づく時に、日本語では「普通 浦賀行きが参ります」と言うんですが、実は、英語中国語韓国語では、「横須賀中央行きです」とアナウンスしているのです。
まあ、たしかに、浦賀行きは「横須賀中央」を通るので間違いではありませんが、行き先は浦賀だし、普通の中には「金沢文庫行き」もありますが、これでも「浦賀行き」とアナウンスします。文庫行きは横須賀中央には行きません。
それに「横須賀中央」が目的地だとしたら、普通に乗って、ものすごい長い時間をかけて横須賀中央まで行くよりも、そのあとにやってくる「特急」や「快速特急」に乗ったほうがはるかに早く着きます。(普通列車は待ち合わせをするため、特急の倍の時間がかかる)
つまり、「横須賀中央駅に行きたい外国人に、普通列車に乗るようにアナウンスするのは、おかしい」ってことなんです。というか、外国人イジメと言ってもよいです。
そして、逆方向の上り普通列車ですが、これはほとんどが「品川行き」なんですが(※普通列車で、都営地下鉄に乗り入れするものはありません)、外国語アナウンスでは「品川新橋日本橋方面」と言っているのです。品川行きで、新橋日本橋には絶対に行けません。
つまり、上りも下りも、普通列車に関する外国語アナウンスは「おかしい」ってことなんです。
このアナウンス、もう5~6年流れているはずなんですけど、まったく修正されません。
京急のお客様センターにも電話をかけて指摘しましたが、相手をしたスタッフがどうも外国語が苦手なようで、何がおかしいのか、理解してくれませんでした。(社員教育がなってません)
インバウンドで外国人観光客が激増してます。早く直そうよ、川俣。
<追伸>
これは、普通列車ではなく、「特急」と「快速特急」の話で、かつ、日本語外国語全般に関することですが、「2つドア」の車両がやってくる時の案内が不十分で、「ドアがないのに、そこに立っている」という無駄がたまにあります。大きなスーツケースを持った観光客とか、大慌てで移動しないと電車に乗れません。あれもなんとかして欲しいなあ。不親切です。