政府による「報道管制」が敷かれているため、正しい状況が報道されてませんが、今、「コロナ」「インフル」がすごいことになっています。特に「学校由来」のものがひどく、学級閉鎖があちこちで行われています。学校ごとにも違いますが、「教室ではマスクを取りなさい」と指導しているところもあって、子どもたち、感染爆発です。
大人も同様で、「運転手が大勢感染してしまい、バスが時刻表通りに運行できない」なんていう事態も起きているようです。
そんななか、先日、生徒さんが大勢感染してしまったという音楽発表会が急遽、開催延期になり、予定がぽっかり空いてしまいました。それで、懇意にしているプロミュージシャンさんのコンサートを撮影しに行ってきました。
ある大型公共施設の中にある「アトリウム」で開催されたんですが。
写真のように、全面ガラス貼りの開放感あふれる明るい広い会場でした。
ただ、現地に行って、わかったんですが、この構造って、要するに「温室」と同じで、、、、、 暑い。
空調を効かせていても暑いです。
天気も良く、一番気温の高い時間の開催なので、すごく暑いです。
コンサートを主催する、この会場の側も、そういうことをわかっているようで、観客に対して「小さなうちわ」を配っていましたし、
演奏者のステージには、このような、充電式ポータブル扇風機が複数台セットされていました。
こんなの初めて見ました。普通、工事現場とかで見るものです。
会場側がこういう機械を所有しているということは、そもそも、「ここは暑くて大変だ」ということです。
上記写真は、「開演1時間前」の様子なんですが、そして、お客さんが入って、満杯になったら、当然ですが、ますます暑くなります。
カメラマンとかPAさんとか、我々、黒子は、文字通り、「真っ黒の服装」が制服なんですが、黒い服は日光を吸収するため、太陽光素通しの会場では、さらに暑く、一般観客よりも暑く感じるものです。
ある程度の必要十分な枚数を撮った時点で、「このままだと熱中症になってしまう。ちょっと休ませてもらおう」と、会場を離れ、涼しい場所へ避難して、小休止してました。
そして、体調が回復してから、もとの「温室」に戻ったら・・・・ うわあ、カメラのレンズが結露して、画面が真っ白に曇ってしまいました。参ったな~
こんなことあるんですね。今回は、撮影料をもらう「仕事」ではなく、知り合いの音楽家の応援ということでの撮影なので、「曇ってしまって、うまく撮れなかった。ごめんなさい」で済んで良かったんですが、仕事だったら、プロ失格の大失敗でした。
アトリウム、そして、今年の猛暑、恐るべしです。
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ところで、随分昔の話ですが、婚礼スナップの仕事で、「熱帯植物園での結婚式」というのを撮ったことがあります、これは完全に本物の温室でして、外は冬の寒さですが、中は熱帯の暑さで、ものすごい気温差がありました。そして湿気もすごかったです。
このとき、最初の「新郎新婦入場」は、新郎新婦が屋外の寒いところで待機して、ガラスのドアをあけて、「新郎新婦入場!」ってことで温室の中に入っていくという動線の演出だったのですが。。。。。。
屋外の寒い中で冷え切ったカメラ機材が、温室の中に入った途端、「結露」してしまい、大パニック!
新郎新婦入場!のシーンはほとんどが、「真っ白に曇った写真だけ」(おまけに画面が曇るとピントも合わない)という大失敗をしてしまいました。
そんな苦い思い出を急に思い出した次第です。プロだったら、こういう条件下の結露のことも予想して、対応しないといけませんよね。三流です。