コロナの制限がなくなって、今まで自粛していた「連弾演奏」が復活しています。

 

連弾というと、普通は、「1台のピアノ」に2名の演奏者が並んで座って、低音部と高音部に分担して2人で演奏する「4手演奏」というものなんですが、ごくまれに、「2台のピアノを舞台上に置いて演奏する」というのもあります。

 

2台だと、当然、会場使用料金も高くなりますし、舞台設置作業も大変で、アマチュアの発表会では、なかなか珍しいものです。

 

今回、その「2台ピアノ」の発表会がありました。

 

朝イチ、客席に誰も入れずに、調律が行われていましたが、調律は「自分のピアノの音に集中する」ため、2人の調律師が「1台は舞台上で」「もう1台は楽屋通路で」、場所を分けて調律なさってました。調律師2名って、初めて見たかもしれません。

 

この日は台風が接近していて、外は雨。気温は33度くらいあって、ものすごく蒸し暑い日でした。(私もギター・ウクレレをやるので、弦楽器の調律の難しさはわかっているつもりです)

 

空調の効いた舞台上と、空調があまり効いていない楽屋通路では、「気温や湿度が大きく違うと、きちんと2台のピアノの音を合わせられない」ということで、途中から、舞台上に2台並べて、同時に2台の調律をしておられました。2台同時って、なかなか難しい感じです。

 

しっかり調律したので、音は素晴らしかったです。

 

ただ、舞台上の左右の幅が広がるため、画角が変わり、「いつもの、ピアノ発表会用の望遠レンズが使えない」「アングルが難しい」ということで、それ用の機材の準備はして行きましたが、撮影はちょっと大変でした。

 

いい経験をさせていただきました。

 

 

※2台ピアノの場合は撮影機材も変わりますので、事前打ち合わせの段階で必ずその旨をお知らせ下さい。お願いします。