「なんば走り」「なんば歩き」
というものがあります。
「江戸時代以前の日本人はこうやって歩いていたのでは?」「飛脚は、この走り方で遠距離を早く走れた」と言われているのですが、当然ながら、当時は映像とかないですから、証拠はありません。
ある知人が、なんば歩きを始めて、「すごく楽に歩けるようになった」「前より早く歩けるようになった」というので、自分で真似て、やり始めました。
参考動画
通常の歩行方法が完全に身についているため、ナンバ歩きをするのは、すぐにはできず、ある程度の練習をしないとできないんですが、多少なりともできるようになると・・・・
「なんとなく楽」
「なんとなく早くなった」
という感覚がしました。
ただ、あくまでも「感覚」なんで、本当なのかどうかはわかりません。
そこで、スポーツクラブの「ジョギングコース」(1周75m)で実験してみました。
最初に、通常の歩き方での「ちょっと速足で歩く」感じの場合、62秒かかりました。
これを「ナンバ歩き」でやると52秒でした。
つまり、ナンバ歩きのほうが「早い」のです。そして、早歩きしているのに、そんなに疲れないんです。
また、階段の上り下りもなんば歩きでやってみると、「疲れにくい」「膝に負担があまりかからない」ということを感じます。
う~ん、なんとも不思議なんですが、実際に実験して、こういう結果なんだから、「ナンバ歩き」って有効なんではないでしょうか?
ただし、見た目が変なので、周囲からは「なんだ、あの人」と白い目で見られる可能性は高いです。