温泉 お風呂 が大好きで、横浜市銭湯全店入浴をしている人間なんで、「銭湯通」を自称してもいいのでは? と思っております。
そんな人間から、ちょっとご提案を。
この前、テレビ朝日のニュースで、東京墨田区の銭湯に関して、「燃料費が暴騰しているので、値上げしたいが、浴場組合の統一料金の縛りがあって値上げできないので、経営が苦しい」という内容を伝えていました。
これを見て思ったんですが、「値上げできない」って言ってますけど、東京の銭湯は22年7月に20円の値上げをしています。また、組合加入の銭湯に対しては、東京都から補助金も出ています。
ですから、「組合に加入しているから値上げできない」というのは、ちょっと間違いだと思います。
この銭湯については、実際に知っている銭湯なので、けっこう流行っているところだから、店主としては、「もうちょっと値上げしても客は来る。だから値上げしたい」という意思なのかもしれません。
ただ、銭湯の中には「値下げしたほうがいい」というところもあります。
銭湯って、地域内の全店が同じ料金のため、「新しい設備」「広くてゆったり」「清潔」という、良質な設備のところにお客さんは集まります。そういうところは、けっこう流行っています。
いっぽう「古くてボロボロ」「狭い」「汚い」というところは、閑散としています。そして閉店していきます。
そりゃそうですよね。同じ料金なら、設備のいいほうに行きますから。
私が思うに、500円一律ではなく、「良い設備のところは550円」「悪い設備のところは400円」とか、価格に差をつけてもいいのではなか? ということです。そうすれば「あそこの銭湯はボロいけど、安いから行く」って人がけっこういると思うんですよね。
業界全体が生き残っていくために、適正な料金に変えることをおすすめします。