「所さんの目がテン!」という科学番組がありますが、これ、30年以上、ずっと見ています。

昔は「紺野美沙子の科学館」という番組もありました。これも15年間欠かさず見ていました。

 

学校は経営学科に進みましたが、もともとの思考は理系が好きなほうでして、数学が苦手なため、理系に行きませんでしたが、理科は大好きなのです。

小中学校の理科の授業では、たまに、「視聴覚室」という施設で20分程度の映画を見せられることがありました。これが結構好きでして。

 

中学時代は、月に2回程度、バスに乗って上野に通ってました。

 

国立科学博物館に行くためです。「月に2回科学博物館に行く中学生」ってすごく珍しいと思うのですが、まあ、もちろん、館内の収蔵物は全部見尽くしまして、その後は、地下のホールで行われている科学映画の上映会を見るために行っていたのです。

 

15分~30分程度の科学映画を2本見ることができました。

もちろん、劇場公開されるような娯楽映画ではありませんが、自分にはけっこうおもしろいものばかりで「新たな知識がどんどん得られる」素晴らしい媒体でした。(まだ、一般の世の中にはビデオとかない時代ですから、フィルム上映です)

 

当時の中学生の入館料はたしか80円くらいだったと思います。国立施設なので非常に安いのです。

80円で映画が2本見られる、というのはバス代をかけてもいい、価値がありました。

 

今、検索したら、昔の科学映画がけっこういっぱいユーチューブにアップされていました。

ちょっとご紹介します。

 

「真空の世界」

「アルミニウムの誕生」

「ガソリン」

「雪にいどむ」

(※この作品の音楽担当は、なんと、伊福部昭さん)

 

どの作品も、今見ても「素晴らしい」「苦労をして作られている」、見ごたえのあるものです。

 

私自身は、その後、自分の仕事として「企業用の研修ビデオ」「イベントの記録ビデオ」「語学教育ビデオ」などを制作しましたが、昔見た科学映画の記憶が役に立ったのだと思います。