東京の江東区亀戸(「かめいど」と読みます)に、テレビなんかでもよく取り上げられる「亀戸餃子」という、超有名なお店があります。

テレビで見ていると、出演者はみんな「メチャうまい!」とか大絶賛しています。


このお店、錦糸町にも支店があり、そっちはよく店の前を通ることがあり、食べたことはないですが、遠目で、繁盛しているのは見てました。

今回、ちょっと時間ができたので、「どうせ行くなら本店に行こう」と思って亀戸へ。



駅から1分程度の汚い小路の中にありました。


ちょっとルールが変わった店ですが、ぐるなびなどで予習をしていたので、そんなには驚きません。

とは言うものの、「テレビで見るよりも汚い、小さな店だなあ」と思いつつ、中に入ると、いきなり、「お持ち帰りですか?」と聞かれます。

「いえ、中で食べます。一人です」と答え、「あっちのカウンターへどうぞ」と案内されます。店員さんは、外国人の女性で、なかなか押しの強い接客でした。
お冷も出ず、いきなり、「お飲み物は?」と聞かれます。私、お酒はだめなので、「じゃあ、烏龍茶」と答え、続いて「何枚?」と聞かれたので、「3枚お願いします」と注文。

この店、本当に、メニューは「餃子しかない」というものでした。1枚270円です。ライスすらありません。

ぐるなびの予習で「ここの餃子は小さい」「3枚以上注文すると、口直しのもやしがつく」ということを知っていたので、「3枚は普通に食べられるだろ?」と思った次第です。


注文して10秒で、1枚目が到着。。。。


「早い。早すぎる」

店内をぐるっと見回す時間もなく、出てきます。
では、いただきます。
ほんと、小ぶりでした。
皮は薄めで、わりとパリパリして、一口で食べられます。
中のアンは、野菜多めで、肉は少なめ。
これではたしかに、「ご飯が食べたくなる餃子」ではなく、「お酒のつまみにちょうどいい餃子」という感じです。

味は・・・・・

「うまい!」というものではなく、「普通」「うちの母親の餃子のほうがうまいなあ」という感じでした。テレビ番組では、みんな、「うまい!」って叫んでましたが、あれ、「演技」じゃないでしょうか??

あっという間に、1枚5個を食べると、何も言わなくても、2枚目が飛んできます。配膳というよりも「投げ飛ばす」という感じでテーブルに置かれます。汁物じゃないからいいですけど。

2枚目もすぐにたいらげると、間髪入れずに3枚目が着陸。
なんかもう、「わんこそば」の感じに近いです。

3枚目なので、「もやしがくるはずだよなあ」と待ってましたが来ません。周囲の客の様子を見ますが、どの客のところにももやしは来てません。

「あれ、ネット上ではみんな書いてたのに、制度が変わったのかな?」と思って、店員さんに聞こうと思いましたが、次々にやってくる客の受け入れで忙しそうで質問できる隙がありません。

肝心の餃子ですが、おいしいといえども、ひたすら餃子だけでは飽きてしまいますし、他の料理も、つけあわせの野菜類とか、お新香とかもないのでは、これ以上食べる気にならず。飲み物を飲みながら少しのんびり休んでもいいのですが、次から次へとお客さんが来るので、長居ができる雰囲気でもなく、さっさと、お会計(960円なり)&退店。

滞在時間、10分ほど。牛丼チェーンみたいな回転率でした。

 

あとから考えてみると、養鶏場のブロイラーが餌を食べているような気分でした。

正直言うと、「なんで、ここが繁盛しているのか、よくわからない」という感触でした。


まあ、諺にも、「名物に@@@ものなし」とか言いますからね。

 

ビールが好きな人にはいいのかしれませんね。