音楽発表会では「集合写真撮影」は、ほぼ必ず行ないます。

ただ、「小さなお子さんが多い」ものですから、なかなかじっとしてくれなくて、撮影は難しいです。

 

集合写真撮影は、たいてい、演奏会の最後に行われますから、時間的に、皆さん、長時間過ごして疲労も溜まってきたり、「お腹減った~」「眠い」なんていうタイミングで撮ることになり、そういう点でも「元気な顔でシャキっとした表情で撮る」のは難しいのです。

 

この写真の集合写真は、45名で、個人教室のピアノ発表会としては、けっこうな大人数で、並べるだけでもかなりの時間がかかります。

通常、「幼稚園児等、小さいお子さんを一列目の椅子に座らせて、2列めに小学生低学年、3列目に小学生高学年、4列目に中学生以上・・・」といった感じで、大きい人を後列に並べていくわけですが。。。

 

4列目まできっちりと並べている間に、それなりの時間がかかりますが、その短い時間でも「飽きてくる」お子さんがいるわけでして。

うちの事務所の場合、そういう「空き時間」を利用して、ご家族に声をかけて「今の時間を利用して、お子さんの身だしなみを確認して、直してあげてください。ステージの上にあがって、けっこうです」とすることもやっています。

 

なんで、前の列から順番に並べていくかというと、こういう集合写真というのは、事前に聞いていた人数から、その場で、「せっかくだから、お手伝いしてもらった***さんにも入ってもらいましょう」とか、逆に「***ちゃんは、塾に行かないといけないので、先に帰ってしまいました」とか、突然、人数の変更が起こることが有り、そういうのを3列目、4列目の人数を調整することで、なんとか帳尻を合わせて並べるという事情があり、1列目から先に並べていきます。

 

ただ、事前に、人数がはっきり決まっていて、どこに誰が並ぶのかきっちりと決めてある場合は、最後列から先に並べていくという方法もあります。

こうすると、1列目に並ぶお子さんは最後になるため、椅子に座っている時間が短くなり、その結果、飽きたり、ぐずったりする前に撮影を完了することができたりします。そして、いいお顔で集合写真を残せるわけです。

 

たかが、集合写真ですが、写真屋はいろいろなことを考えて撮っていますので、教室の先生方には、「事前になるだけ正確に並べ方を決めておいて欲しい」「当日、変更があった場合は、一部と二部の間の休憩時間にでもカメラマンに伝えておいて欲しい」とお願いしたいと思います。

 

 

 

よろしくおねがいします。

 

 

 

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