今朝のニュースで「東京湾にクジラが迷い込む」というのをやっていました。
先日撮影させていただいたピアノ発表会なんですが、本番演奏の途中に「無関係な酔客」が紛れ込み、「これ、何やってんだ?」とか大きな声でしゃべったり、口の中をくちゃくちゃしたり、客席をドンドン叩いたり・・・・・ とにかくちょっとひどかったです。
ただ、そのホールの構造を考えると、そうなるのも仕方ない部分があるように思えました。
そこは、公共機関の複合施設で、プールもあったり、図書館もあったり、大勢の人が利用する施設です。
特に「図書館」というのは、「無料で何時間も滞在できる」ということから、いわゆる「ホームレス」の人なんかの利用も多く。
実際のところ、酔っぱらいが昼間からボーッとしていられる場所でもあります。
そういうところで、「ここから先、関係者以外進入禁止」とも書かないで、誰でも容易に入れるままにしていると、そういう人が紛れ込んでしまう可能性もあるわけでして。
私も以前、この仕事を始めた頃、研究のために、全く無関係なピアノ教室さんの発表会(「関係者以外入場禁止」と明示されていないところ)に、保護者のような感じで入場して、いろいろと勉強したことがありますが、その際も、咎められたことはありませんでした。
ホールによっては、「関係者のみ入場可」とか「入場自由」とかはっきり明示しているところもあります。また、構造的に、関係ない人が入りにくいところもあります。
また、主催者が、係の人間を入り口に配置して、そこでのチェックを受けないと中に入れないようにしているところもあります。
ただ、そういう対応は主催者によりバラバラでして、主催者がそういうセキュリティーを一切考えておらず、かつ、そのホールが複合施設で、いろいろな人が入り込む可能性がある構造になっていると、今回みたいな「酔払いが迷い込む」なんてことも起きるわけです。
そして「迷惑行為」だけでなく、「窃盗」という危険性もあるわけでして。観客の中には、「高価なカメラを座席に置きながらトイレに行く」なんて人も多いわけで、狙われたら簡単に盗まれることでしょう。
(ちなみに、我々プロの使用するカメラは、プロ仕様の特別なものだったりするので、もし盗まれて転売されても、すぐに足がつきやすいので、盗んでも無駄ですよ)
というわけで、ピアノ発表会も「不審者対策」をちゃんとしないといけないのでは? と感じた次第です。
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ステージ撮影は雫写真事務所へ
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