当事務所の「音楽発表会撮影」の特色は、なんと言っても、「当日のリハーサルの様子も撮影する」というものです。

 

これにより、カメラマンが舞台上に上がって撮ることができるため、

 

 

一般的な写真業者では絶対に撮れない、こんな写真も撮れます。

(その他にも、いろいろとすごい写真をリハーサル時に撮ってますが、他業者さんに真似されると困る”企業秘密”なので、ここでは1枚だけにしておきます。ご容赦下さい)

 

ただ、「当日リハーサルはやらない」という教室さんもあります。(特に、大所帯のところ)

そうなると、リハーサル時の、この特殊な撮影はできません。本番ではカメラマンがこんな場所に立てませんから。

 

でも、他の業者さんで、本番時にこのアングルでの撮影をしているところがあります。

 

一例 「t-photo」さん

(ここ、素晴らしい写真を撮る業者さんなんで、おすすめです)

 

「うちも、このやり方を真似しようかなあ」と考えました。

でも、本番時にこの撮影をするには、舞台上にスタンドとカメラを設置しないといけません。

邪魔であるのは確実ですが、問題は「許容範囲の邪魔かどうか?」ということでして。

 

そのことを悩んでいましたら、先日のピアノ教室の発表会の撮影で居合わせた「ビデオさん」が、この方式をやってました。

 

 

実物はこういう感じです。

 

ピアノのすぐ奥側に、「マイクスタンド」(カメラ用の三脚だと目立ちすぎるため)の上に載せた小型カメラを設置しています。

 

正直、私の感覚では「邪魔」「ありえない」という感じです。知り合いのカメラマンにも見せて感想を聞きましたが、同様の意見でした。

まあ、位置を調整し、撮影のアングルも変え、背景と同化する色のスタンドを選ぶとか、そうすると、もう少し目立たなくすることも可能ですが、「プロカメラマンの位置からは目立たなくても、ご家族カメラマンの位置からはすごく邪魔」なんてこともありうるわけでして。

それに観客だけでなく、演奏者本人も気になるでしょうし、さらに「譜めくりの人」がいる場合、その人がこのカメラにぶつかる危険性も考えられます。

 

やっぱり、演奏が最優先ですからねえ。結論としては「やめよう」ということになりました。今後も、「リハーサルが撮れる場合にだけ、こういう写真を撮る」ということにしたいと思います。

 

このように、写真業者も、その業者によって考え方が異なり、いろいろとやり方が違うので、教室の先生方も、その「違い」を把握して、ご自分の希望にあったところを選択なさるといいのではないでしょうか?

 

 

 

 

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