今、どこの音楽教室の先生も「発表会の会場の確保」(つまりは抽選に当たること)に苦労していると思います。

横浜市も、対外的には「文化的な町」とか思われていますが、教育文化センターをなくしてしまったり、図書館の設置率は、大都市の中ではダントツ最下位ですし、中学校には給食はないし、オシャレな町として、イメージはいいのですが、教育文化に関してはかなりみすぼらしい後進都市です。ですから、ホールも足りません。

 

こういうことをお教えていていいのか微妙なところなんですが、実は、新横浜に穴場のホールがあります。

横浜市の施設で「障害者スポーツ文化センター横浜ラポール」というところなんですが、この中に、「ラポールシアター」という、収容360名の中規模ホールがあります。

つい先日も、障害者の方がいる音楽教室さんの発表会で行ってきたんですが、ちょっと古い建物ですが、障害者用の施設ということで、席の前後の間隔も広く、わりとゆったりした快適な施設なのです。

 

 

立地条件は「新横浜駅から徒歩10分くらい」なのですが、送迎バスもあったりして、意外と便利です。

そして、このホールは障害者の団体でなくても、一般の人でも使用することができます。

(ただし、最初に登録が必要)

 

普通の人は「障害者専用の施設」と思い込んでいるので、だから、穴場なんです。

 

そういうわけで、ここは「意外とお勧め」なんですが、ひとつ残念なことがありました。

 

今は、「温暖化」「異常気象」という時代なのに、運営者の事情で、「5月は冷房を使用できない」という、非常に困ったことがありました。

今は、5月でも30度を超える日が記録される時代です。

それなのに「冷房は6月にならないと使えないんです」と言われてもねえ・・・・・・

 

ホールがサウナ状態で、お化粧も落ちてしまいます。私も撮影しながら、頭がクラクラしてきました。これが、お客さんが満席だったらもっと熱くなるでしょうから、きっと、熱中症で倒れる人が出るでしょう。この建物の隣は大きな病院なので、ここのセンター長さんは、「倒れたら病院に運べばいい。利用者の健康よりも空調費用の節約が大事」とか思ってるんでしょうが、障害者施設がそんなことでいいのでしょうか? 

 

高齢者とか障害者の人の中には、「寒暑に柔軟に対応できない人」も多いはずなのに、そういう弱者に、こういう仕打ちをするのは、「どうなの? 林市長! 我々横浜市民は高い固定資産税を払ってるんですよ」と言いたくなりました。

 

横浜市、だめですね。シッカリしてくれよ。そんな都市がカジノなんか作っちゃだめですよ。ね?