ピアノ発表会でも、有名アイティストのコンサートでも、なんでもそうなんですが、リハーサルの時は本番用の衣装は着ずに普段着で行なう、ということがよくあります。

 

普段着のほうが楽だし、特に小さなお子さんの場合、リハで本番用に衣装を着て、そのまま本番までの数時間待機している間に、友達と鬼ごっこをして転んで衣装を破いてしまったとか、そういうのがあるので、本番用衣装は、本番直前に着る、というのが多いと思います。

 

うちの事務所では、リハーサルの様子も写真に撮ることが多く、リハーサルの時のほうが、カメラマンがステージに上がることもできて、本番時よりも、実は、リハーサルの時のほうがいい写真が撮れるため、「リハの時でも本番用の衣装で臨んでいただくといいですよ」とお願いはしていますが、もちろん強制ではありません。

 

でも、本番用の衣装でリハーサルの望むと、実際にホールのグランドピアノの前で演奏すると、「ドレスの肩が落ちちゃった。ちょっと本番までの間に直そう」とか「このアクセサリー、ちょっと動くと外れてしまう。もっとちゃんと取り付けないとだめだ」といったことがわかって、準備作業をすることができます。また、本番衣装を着ると、やはり、心理的に高揚するというか、緊張します。その状態でリハーサルをしたほうが、本番時の緊張が減ると思います。その点でも、本番衣装のほうがいいのでは? と、私が思っています。

 

 

 

ただ、リハーサルの際、衣装は普段着でもいいのですが、靴だけは、本番用の靴のほうがいいと思います。

というのは、リハーサルの時に、教室の先生は椅子の高さや、補助台の高さを調整して記録し、本番に備えます。

 

 

なので、靴底の厚さに関して、リハーサル時と本番時とで違うのはちょっと困るのです。

 

また、アシストペダル アシストハイツールを使用する場合、その「踏み心地」「踏み具合」の確認もリハーサルの時にしておかないといけません。これはやっぱり、本番時の靴でないとちゃんとした調整ができませんし、一回慣れておかないと、本番時にやりにくいです。

 

ということからも、「靴だけは、本番時のものを履いて、リハーサルに臨んだほうがいいですよ」とアドバイスさせていただきます。

 

 

 

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