ピアノ発表会。
「大人専用のピアノ教室」を除き、一般的な「子供が習うピアノ教室」の発表会の場合、「補助台」(「足台」とも呼びます)は必須の道具になります。
この補助台ですが、普通の発表会では、会場で借りることができる場合もありますが、先生がご自分の教室から持ち込むことが一般的です。
これは、高さが調節できるようになっていて、演奏するお子さんの身長に合わせて、一曲一曲ごとに、先生、もしくはお手伝いのスタッフの人が最適な高さに調節しています。
たいていは、リハーサルの際に、本人に「これくらいの高さでいいですか?」と確認し、その高さを記録しておいて、本番では、その高さに合わせるという方式をとっています。
ただ、高さを変えるには、ネジのようなハンドルをくるくる回さないといけず、この作業がけっこう時間がかかって、観客席からは、「もっと早くできないのかなあ?」とか、そういう視線が浴びせられます。
私も毎回、「この時間がもったいないなあ」と思っていました。
そんななか、先日撮影させていただいたピアノ教室の発表会では、すごい技を使っておられました。
なんと、「最初から高さを変えた4種類の補助台を用意しておく」という手です。
実物の写真がこれです。
1台の補助台で、それを演奏者ごとに高さを変えるのではなく、最初から、4種類の高さの補助台を用意してあるのです。
これだと、「**ちゃんはこの補助台ね」「@@ちゃんは、あの補助台ね」と、あらかじめ決めておいて、本番では、高さ調節はせずに、指定された補助台をセットするだけです。
生徒さんの中には、おそらくご自宅で使っているのでしょう、「マイ補助台」を持参してくる人もいました。これもあらかじめ、自分の一番適した高さになってますから、セットは早いです。
この発表会は、全部で60組も出演するおおがかりなものだったのですが、普通であれば、「高さを変更する操作の時間」がトータルで相当かかるはずが、この方式のため、タイムロスは非常に少なくて、速やかな進行でした。
なるほど~ こういう手があったのかあ」と、ひどく感心しました。素晴らしいです。
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発表会撮影は雫写真事務所へ
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