このブログでは、時々、写真機材に関するディープな話をします。

今回は、一眼レフカメラの下につける「バッテリーグリップ」というものに関して。


拍手喝采! イベント撮影カメラマンの備忘録 
実物はこういうものですが、一眼レフカメラのボディの下部に取り付けます。
(業界内では、「下駄」と呼ばれたりします。背が高くなりますから)
どういう意味があるかといえば。
「バッテリーが、もう一個余計に装着できるようになる」
「専用バッテリーではなく、単三電池が使えるようになる」
「縦位置撮影用の、シャッターボタンが装備されていて、縦位置の撮影がしやすくなる」
「小さなカメラが大きくなり、手の大きな人でも持ちやすくなる」
といった効果がありますが、高価なのが困るんです。

たいした製造コストはかからないはずなんですが、一眼レフのアクセサリーって、どれも、ものすごく値段が高いです。
2万円~35000円くらいするのです。私が考えるに、「1万程度で十分作れるだろ?」って思うのですが。

さて、私も、こういった「バッテリーグリップ」を愛用していますが、その意味は、
「大きくして持ちやすくする」

「大きくすることで、素人目に、高級そうなカメラに見せかける」
という、いかにも、「プロカメラマンの見得」みたいな理由なんです。

ですから、バッテリーのこととか、電気的スイッチのことは、実は、どうでもいいんです。今のカメラは、バッテリー一個で1500枚くらい撮影できますから、予備は不要です。

そういうわけで、「ハリボテでいいから、何か、ボディの下につけられるものはないかな?」と探していました。
手先が器用な人は、自分で作ったりしますが、私には無理です。
そういあたら、ありました。中国製のバッタモンです。ニコンの純正品そっくりに作っています。

価格は、純正品の約5分の1。安い、というか、安すぎる。
アマゾンとかで普通に買えます。

「これ、大丈夫かな?」という不安感いっぱいで買いました。
今までに3個ほど買っています。

では、その感想を。

「全体的に、精密な工作精度が悪く、電池を入れる部分に電池がちゃんと入らない、などの欠陥がある。電気接点もちゃんと接触していない感じ。だから、電気製品としては欠陥品」
「ただし、持ちやすくする、見た目にはったりをきかせる、という意味では十分使える。むしろ、純正品よりも軽いので、純正品よりも使いやすいかもしれない」
「三脚穴もひよわなので、三脚には取り付けないほうがいい」

こんな感じです。
アマゾンのユーザーレビューでも、電気的なことに関しては酷評されており、純正品と同様の、電気製品として期待して買った人は怒っています。
しかし、私同様、ただの「上げ底にするためのグリップ」として買った人は、「いい買い物だった」と喜んでいます。これをつけることによって、手にしっくりきて、持ちやすくなり、手振れも減ります。

そういうわけで、こういう中国製のバッタモンを購入する際は、以上のことを納得してから買って下さい。
私個人としては、「いい製品」だと思っています。




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