2006年に作曲した歌。

使用機材は、

ATARI 1040ste 4MB

EMAGIC Notator.SL ver'3.21

Roland VS-1680 EXPAND 

Roland SC-88Pro

KORG 01/W pro



当時、ミックスはVS-1680で行っていた。
ミックスといっても各パートを録音して、
単純にミックスするだけの作業で、編集やEQ補正など無し。
もっともシンプルなミックスしかしなかった。
当時はボーカルのピッチ補正も出来なかったから、
歌ものも、多少のディレイやリバーブをかけるのみで、
ほぼ、録ったそのままを重ねるだけだった。

現在の環境はSteinberg CUBASE PRO 8

CD-Rに記録しておいた、この歌のVS-1680のデータを復元し、
CUBASEに移植してミックスし直してみたくなった。

素人のお嬢様が歌っているものだから仕方がないが、
ずいぶんずれている歌のピッチが気になるので、
CUBASEのバリピッチ機能や、
Melodyne Editerで補正して、
生まれ変わらせてみよう。

秋の夜長、
どうせ極度の睡眠障害で眠れないし、
思い立ったが吉日だ。

今夜は懐かしい歌のデータを再現させて、
夜更かしミックスで楽しもう。

仕上がったら、某音楽サイトのマイアカウントにでもアップしよう。


9月26日(土)

午前10時

映画館前で待ち合わせ。

偽証申告の夫婦ペア割引を利用して「合葬」を観た。



公開初日。154席の客席の埋率は20%をやや切る程度。

多くは語らないけど、原作者:杉浦日向子さんのストイックなテイストが見事に実写映像化されていて感心した。原作にない部分の構成も許容範囲で、日向子さんの冷静に時代を見つめる作風から逸脱していなかったことは、監督に拍手。ただクライマックスである上野戦争のシーンが、かなりそぎ落とされすぎた感がある。戦争映画ではないけれど、原作にあった銃撃の緊迫感は全くない。また、賛否両論あるだろうけど、アニメ映画「百日紅」もそうだったが、ああいう劇中歌の選曲はやはり避けたほうが良かった。唐突に心が殺がれる。やめましょう、あいいう安っぽいことは。もっとしっかりきちんと向き合う仕事をしましょう。劇版音楽で闘っている私には許容できないところでした。

12時。

さて、鑑賞後はランチ。
夜に大食いする予定のため、お昼はひとつのサンドイッチを仲良く二人で分けてあっさりと。デパートのビルの窓から、にぎわう待ちの景色を眺めながらのんびり。昨日までの雨が上がり、空は青空。

13時半。

さて、ランチ後は美術鑑賞。
純金、黄金のウルトラセブン、1千万円?????
カネゴンが32万円????
なんなんだ、この世界は・・・・。
場内の総額30億円。笑うしかない。


アールヌーヴォー・ガラス工芸品。花器ばかり。
花を生けるガラスビンに花が咲いている。
技術はすごいが、ごめんなさい、よくわからない。
どれも酒を飲むための盃に見えてくる。
かたつむりは好きでした。


15時半。

さて、デパートの美術館後は近所の画廊。
数十年来の同士が画廊で展覧会を開いていて、
お誘いの案内ハガキをもらったので行ってみた。
本人は不在。
一緒に出品していた若いお姉さんたちが3人。
ほんとに若い・・・がんばれよ!
手土産の入浴剤を画廊主に預けて画廊を辞去。

16時。

う~ん、17時半に予約したお店に向かうには、まだ早い。
どうして時間を潰そうか・・・。
せっかくのデートなのに無計画だからカッコ悪い。
画廊に同士が在していればもう少し時間が潰せたのに・・・。
頭を巡らす。

そういえばこの近所に・・・。

15時から開店している、純米酒(日本酒)専門のオシャレな立ち飲み屋があることを思い出した。行ってみた。ち、ちっちゃい・・・。10人も入ったら一杯。ちょっとした軽いアテがあるだけで、基本的には純米酒しかない。店のおにいちゃんが説明しながらワイングラスに日本酒を注いでくれる。旨い!同伴者と会話に盛り上がりながら、3種類の純米酒をあおる。作(限定品)、有加藤、伝心・・・・・う~ん、極楽極楽・・・。でも立ってるのはちょっとシンドイ。

時間も楽しく潰せた。

17時。

さて、純米酒後は地下鉄移動で予約の料亭。
予約時間よりちょっと早かったけど、突入。
さっそく料亭で落ち着いて純米酒を再開。
立ち飲み、立ち食い、じゃなくて良かった。
そして今夜メインの魚料理大劇場が始まる。
濃いめのにがりでつくった手作り豆腐、シラスのサラダ、魚の内臓の燻製、旬の天ぷら、ホタルイカの炙り、大アサリの炭火焼き、カツオや、みかん育ちの鯛や、かんぱちや、沖縄のもずくやらのお造り、とれたての魚の中から好みを選んで、塩焼きにでも煮付けにでも。私はスズキの塩焼き、相方はかんぱちの頭の煮付け。〆は店自慢の魚めし。本日の魚めしは鯛めし。赤出汁が最高。


・・・・ギブアップ。
もう食えません。おなかデブデブ。

ラブラブしたかったのに、デブデブ。

動けない。

20時。

デブデブに鞭打って料亭を出る。

まだお別れするには早い時間。

もう少しなら飲めるよってんで、もう一軒。
こちらも日本酒専門居酒屋。(どんだけ日本酒やねん!)
富翁のひやおろしと、一の蔵のひやおろしを一合ずつ。
相方が頼んだトマトスライスはデブデブな私には食えない。
ダラダラデブデブしながら2時間くっちゃべって・・・

22時。

帰ろうか・・・。

こうして12時間のデートは終了。

教訓。
カッコつけて気前よく料亭デートするのはいいが、
コース料理の選択は的確に。
満腹すぎて、オイタする力も気力もわかない。


それぞれの地下鉄で別れ、まんぷくぷくぷくに打ちひしがれながら、「博士と彼女のセオリー」のサントラを聴きながら、自分の人生の無常なセオリーを嘆きながら、自分という座標系とその他の座標系の相対的作用を思考実験しながら、地下鉄という慣性系の中に身を委ね、このまま宇宙の果てまでとんでけ~!と空想しながら、やっぱり夜の地下鉄なんて大嫌いだ!

と、おもった。

相方は帰宅後、アイスクリームで潤ったらしい。

恐るべき・・・・。


邦題 「きっと、星のせいじゃない。」

観た。



アメリカで公開時から話題になっていた作品。

日本での公開を待っていたが、
ちょうど引き篭もりの時期に重なってスケジュールが合わず、
映画館では観られずに、半年遅れでDVDでの鑑賞。

全米N0.1 世界中で大ヒット・・・だそうだ。

ホーキング博士の話と全く違うが、こちらも難病もの。

「泣ける」って文句が盛んに飛び交うご時勢。

世の中、「泣ける」の大売出しだ。

泣けりゃぁいいのか。



とにかく、観はじめた以上、
終わるまで2時間、我慢して観た。

たしかに、世界的大ヒットになるんだろうね。
「泣ける」んだろうね。

ヒューマンだろうと、ラブだろうと、SFだろうと、エロだろうと、
どんな作品でも否定はしない。
私も創る側の者だから。


ただ、なんと言うか、この作品、
現実の世界に対する深さを感じなかった・・・というのか・・・。

なんで、こういう創りになっちゃうんだろう。

音楽もちょっとなぁ・・・

いや、これは私が天邪鬼なだけで、
素直に観れば、とても感動作です。
世界中で大ヒットですから。

泣きたい人っていう方たちには、おススメです。

タオルを用意して泣いてください。

主人公の二人に惚れちゃってください。




私は、次の映画を観ます。


いよいよ9月26日から映画「合葬」が公開される。



いくよ、行きますよ、待ってたんだもん、この時を・・・。

公開初日に行っちゃうよ。

日向子さんの原作も何度も読んだし、あとはゆっくり浸るだけ・・・。



そして「合葬」に浸ったあとは、

あれしてこれして、あそこ行ってそこ行って、

あれ食ってこれ食って、あれ飲んでそれ飲んで、

・・・・・・・・・

いや、敬愛するさすらいの「猟奇王」のように、

ひたすら無計画なアドリブ人生でいこう。

そんなアドリブな1日に、付き合ってね



川崎ゆきおさん原作 「猟奇王」より

川崎ゆきおさんの公式サイト
http://kawasakiyukio.com/










注文した「博士と彼女のセオリー」のサントラが、もう届いた!



今、全曲通して聴きながら、この記事をを書き込んでいる。

映画を観ているとき、音楽がとても耳に馴染んで気になった。

最初は、マイケル・ナイマンかな?と思った。

いや、絶対ナイマンだろうと思いながら観ていた。

でも、クレジットは「ヨハン・ヨハンソン」・・・・ちがったか・・・。


近頃の映画音楽って、こういうナイマン系の音楽が主流なんだろか。

ナイマンの影響って大きいんだね。



♪♪♪♪♪~


うんうん、いい感じ。

ナイマンより好きかも・・・。

オーケストラパートの録音は、かのアビーロード・スタジオって書いてある。


♪♪♪♪♪~


うんうん、いいよ、これ。