昨夜は宴会。
3軒はしご。
そのうちの1軒の席での話題。

自分は何次元の性格か?

まずその質問に戸惑う。

同席したChibi兄さんは3次元らしい。
理由はコード(ケーブル)の結線の「ハンダ付け」の仕方が、
立体的だからだそうだ。

なんで「ハンダ付け」が出てくるのかよくわからんが、
とりあえず話をあわせて納得したふり。

ならば自分はってんで、わたしは2次元。
理由は、「ハンダ付け」の仕方が平面的だから。

これもなんだかよくわからない。

で、わたしは元々絵描きさんを目指していたから、
そんな志からも性格は2次元なのよ、と皆さんに説明。
「なるほど~」とみなさんご納得。

んな、アホな・・・・。



この世界の基本的次元は、3次元。
さらに相対性理論により、空間に時間が絡み合い4次元となっている。
これを時空という。

この宇宙にある物質の全ては、
たて×よこ×おくゆき、の立方体として、
かならずこの4次元の時空の中に納まっている。
2次元(平面)のものはその存在を許されない。
かならず「おくゆき」が必要になるから。

メビウスの輪も3次元的立方体だ。
一見、始点と終点が無い複雑な高次元の構造体に見えるが、
宇宙空間においては3次元の立方体でしかありえない。

たとえ相対性理論により時空の歪みが唱えられても、
時間と空間が一体である以上、4次元を超えることもない。

しかし、たとえばそのメビウスの輪のあるひとつの地点から、
突然対岸の離れた地点に移動できる空間が存在すれば、
もうひとつ次元が増えることになる。

ワープというやつだ。
ブラックホールにホワイトホール。
頭の中をUSSエンタープライズやボイジャーが飛んでゆく。
カッチョイイ~~~!!!

ブラックホールは全ての物質を引き寄せ、
その引力は光の光子さえも捕らえて離さない。
最終的な崩壊のその「特異点」とよばれる「場」では、
一般相対性理論は破綻すると、ベンローズ&ホーキングは立証した。

日本の物理学者が、昨年に続いてノーベル賞を受賞した。
素粒子である「ニュートリノ」の形態の変異による質量の発見だ。
質量があるということは3次元または4次元という条件に拘束される。
進歩的な大発見の偉業だが、
量子論的にはさらに謎が深まったとも言える。

相対性理論と不確定性原理(量子論)の統一のために、
4次元を超えて10次元の「M理論」構造を予言・・・、
いわゆる「超弦理論」を唱える科学者もいる。

どんな頭(空想)しとんねん!・・・・

もしそれが本当なら、
この世にある全てのものの元となるものが、
高次元で存在している可能性があるのに、
そこから生まれた物質は、
3次元空間、4次元の時空に制限されることの不思議さがわからない。

「ハンダ付け」が平面的な2次元のわたしには、
この世界は特殊すぎて、プツンと思考が停止する。

朝帰りの地下鉄の中での浅はかな思考実験。
ただの飲み過ぎだっつ~の。
昨日の記事で「師匠」とのことを書いた。

流れとしては、私にも何人も弟子がいた。
「いた」という過去形なのは、
巣立っていったか、やめていったからだ。

私のような仕事で「食っていく」のは難しい。
なのに覚えなければならない技術もまた、難しい。
ひとり立ちするまでには、生活の困難さが伴う。
だから続かない。



やめていった弟子のひとりの中に、
遠く離れた場所で、長い間、病と闘っている者がいる。

その病との闘いは今も進行形で、
おそらくこの先も完治する望みは薄い。

その弟子から、病の具合が落ち着いている時期だけ、
近況報告のメールが送られてくる。

メールがあるかないかが、体調のバロメーターともいえる。
だから、メールが送られてくると、ホッとする。

生きていてくれた・・・。

薄情なようだが、
わたしはそのメールに、こまめに返信はしない。

その弟子の病や体調の具合に、私がどうやって向き合うのか、
それはとても大きな問題になる。
専門知識のない私の軽率な「励ましメール」が、
その弟子の治療に、大きな影響を及ぼす危険がある。

わたしのグループにはFacebookのアカウントがある。
わたしは、とある理由で、
私自身はそのFacebookへのコメント書き込みをしない、と宣言した。
過去に私が書き込みしたものも全て削除した。
その後のコメントの書き込みは、
Facebookの開設を勧めてきた、今いる弟子に全責任を押し付けた。
だが、その現弟子は、書き込みを放棄した。
全く更新されない我がグループのFacebook。

SNSの必要性など今でも全く感じないのだが、
ある時、「もしかして・・・」と思い、
誰が書き込んだかわからないような形で、
わたしの音楽情報を書き込んだ。

そして、今日、その病と闘う旧弟子からメールがあった。
「Facebookで音楽が聴けるようになっていて嬉しいです」・・・と。

少しでも何らかの役に立つのなら、
その方向に転換しようと思った。

このブログはわたしの勝手気ままな都合もあって、
自分の素性を明かしていないし、
このブログの存在を知る人も限られている。
だから、このブログの存在を、病の旧弟子にも教えない。
教えれば、離れた場所で闘病し、
寂しく辛い思いをしている毎日の、
小さな気分転換の素材にもなるかもしれない。
でも今はそれをするつもりはない。

だから、私が出来ることは、
声なき声で、音楽で、その旧弟子を応援することだけ。

その子のために、Facebookの活用を再開することにする。
今日は昼から師匠に呼び出され、
久しぶりに再会した。

べつに特に何の話があるわけでもなく、
ちょっと時間が空いたからという理由で、
師匠がホールに戻るまでの、暇つぶしの相手になった。

この師匠、
その道では大御所中の大御所。
有名どころのお仕事、目白押しである。
わたしはその一番弟子。
わたしはちっとも目白に押されない、出来の悪い弟子。
師匠はかなたの華やかなエリアでご活躍。
わたしはこなたの地盤沈下エリアで細々と。

そんなこんなで、もう○十年のお付き合い。

近況報告ばかりの話の中にも、
こなたの地盤沈下加減のひどさが話題になる。
こなたには文化など無い。
文化活動を推し進める能力者がいない。
○○市文化振興○○団などと偉そうな名前を持ちながら、
なにも文化など振興していない。
むしろ文化人達をもてあそんでいる。
やつらの給料のために、文化人は貧窮するだけだ。
そんな詐欺集団のような組織に、
猫撫で声をあげてすがる連中も偽せ者野朗たちだが、
こちとら、てめえらなんぞの詐欺行為の協力など、
腐ってもしてやるもんか!。
ケンカ上等、でてこいやぁ!

・・・などと、coffee1杯で盛り上がる。

そんな中、面白い話題もあった。

(公社)日本芸能実演家団体協議会が行った、
「芸能実演家・スタッフの活動と生活実態調査」なる、
調査結果の報告書についてだ。

国内の実演家やスタッフ、約1.600名からの、
個人的な年間実働日数やら年収やらの集計データが載っている。
中でも興味を引くのは年収だろうか・・・。
年代別の平均年収のグラフは、
自分に照らし合わせて、業界平均値内に収まっているかいないか・・・。
ちょっとドキドキする。
年間何日しか仕事がなかった・・なんて切実な集計もある。

興味の沸いた方は、
(公社)日本芸能実演家団体協議会の公式サイト
http://www.geidankyo.or.jp/
の「調査・提言」からデータ(pdf)をダウンロード出来る。

眠れない夜のお供にいかが?


その後、茶~しばいた師匠は、
暇つぶしができたことに満足そうな顔をして、
ホールに戻っていった。

わずか1時間半の再会だった。
やばい、マジ、やばい。

毎晩・・・

眠れない。

夜ベッドに入ったら、そのまま苦しみながら朝を迎える。

苦しいこの状況をメールしたら、

「運動不足解消で、部屋の模様替えをするといい」

・・・と、港のおねえちゃんが言う。

健康的な港のおねぇちゃん

おねぇちゃんは健康的なおねぇちゃんに限る。

泥酔することしか対策が浮かばなかった不健康な私。

話し相手も不健康じゃ救いようがない。

が、なんだか取り残された感は否めない

そしてまた、この取り残された感を引きずって、

今夜も長い夜を耐え抜くことになるのだろうか・・・。

中島みゆきの「鳥になって」が頭をグルグルまわる。
車の前輪左側がパンクした。

歩道の縁石に当たった衝撃でバースト。

他の3輪も、よくみると細かいヒビ割れが無数に・・・。

昨年中古で購入した車。

タイヤは古いままのようだった。

今日、すべて新品のタイヤに入れ替える。

痛い出費だが、命には代えられないからね。