男の子の母は、いつもちょっと孤独 -3ページ目
我が家も、数年前に中学受験を経験しました。
当時は右も左も分からず、
このAmebaブログで他の方の体験談を読み、
「同じように悩んでいる人がいる」と
それだけで気持ちが少し軽くなったのを覚えています。
過去問演習が始まる9月から、2月1日までの約5ヶ月間。あの期間は、子ども以上に母がしんどかった気がします。
ゴールデンウィーク頃の塾の面談で、先生から
「男の子が本気を出すのは1月からです」と言われたことがありました。
そのときは、「何を言っているんだろう」と正直思いました。
でも、終わってみると、その言葉がどれほど的を射ていたのか、あとから分かることになります。
今振り返れば、いい思い出もあります。
けれど、今まさにその渦中にいるときは、とにかく母がつらい時期でした。
「どこも受からなかったらどうしよう」
そんな不安から、実際には行く予定もない学校に足を運び、校舎の外から部活の様子を眺めてみたり。
塾に電話をして、漢字の補助プリントを追加でもらえないかお願いしたり。今思えば、かなりジタバタしていました。
小学校で中学受験をしていたのは、うちの子ひとり。
周りに同じ立場の友達はおらず、
「この気持ち、誰に話せばいいんだろう」
と思うこともよくありました。夫婦喧嘩も増えました。
中学受験は、子どもが主役なのは分かっているけれど、母の気持ちを置いていく場所が、意外とありません。
この時期、同じように一人で抱えている方がいたら、
「あなた一人じゃないですよ」とそっと伝えられたらいいなと思っています。
このブログでは、中学受験の結果や成功談ではなく、その途中で母が感じていた孤独や揺れを、これから少しずつ書いていこうと思います。

