皇位継承問題を語る際に参考にすべきものは? | 安濃爾鱒のノート

安濃爾鱒のノート

これは web log ではありません。
なんというか、私の「ノート」です。

 最近、SNS上は、皇位継承問題を語りたい人で賑わっているが、その中で、女系天皇導入に反対の人も賛成も人も、欧州の王家の例を引き合いに出して自説を展開しているのが見受けられる。

 

 しかし、欧州の王家など、日本の皇室を考える際に参考になるのだろうか。

 

 欧州の王家というのは、日本で言えば、徳川家・豊臣家・明智家・織田家・足利家のようなもの。欧州には、日本の皇室に相当するものはない。
 日本の外に、日本の皇室に相当するものなどないのである。
 強いて言えば、ローマ教皇やダライラマが比較的近い。
 そして、ローマ教皇やダライラマの後継者決定法は、王家の継承ルールなんか参考にしないで、まったく独自のルールを貫いている。

ーーーーー杉浦 憲二 (Sugíura Kenji) ーー sui generis ーーーーー