日米地位協定の「不平等」 | 安濃爾鱒のノート

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 またぞろ、「日米地位協定という"不平等条約"を廃止せよ」といっている人たちがいるようだ。
 しかし、米地位協定が不平等なのは、日本には米国が日本を守る為の米軍の基地があるが、米国には日本が米国を守る為の日本の自衛隊の基地が無いから。日米地位協定の「不平等」の原因は、米国は日本を守らなけれなばならないが、日本は米国を守らなくてもいいという不平等にある。
 というわけで、日米地位協定の「不平等」なんて、もしなんとしても解消しなければならないものだとしたら、そんなもん、直ちに簡単に解消できる。
 そのやりかたは、以下の通り:
  1.  現在、防衛省より外務省に出向して、Washington D.C.にある在米日本大使館の駐在武官をしている人の部屋に「防衛省華盛頓(:Washington)駐屯地」の看板を掲げる。
  2. 彼の防衛省から外務省への出向を解き、改めて、防衛省職員として、「華盛頓(:Washington)駐屯地」への赴任を命じる。
  3. 日米地位協定における「在日米軍基地内に勤務する米軍兵士及び軍属は米国の法令のすべての刑事及び懲戒の裁判権を日本国において行使する権利を有する。」のところに「在米自衛隊駐屯地に勤務する自衛隊員及び軍属は日本のすべての刑事及び懲戒の裁判権を米国において行使する権利を有する。」という文言を追加する。