阪神タイガースは 多田神社にお参りしていただきたい | 安濃爾鱒のノート

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なんというか、私の「ノート」です。

 その昔、「阪急ブレーブス」というプロ野球球団があった。
現在の「オリックス・バファローズ」の前身で、(細かく言うと 阪急ブレーブス→オリックス・ブレーブス→オリックス・ブルーウェーブ→オリックス・バファローズ)  パ・リーグに属し、一時、ほぼ毎年リーグ優勝し、ちょいちょい日本一になっていた。 とまぁ、結構強いチームではあったが、興行ビジネスの方は…。


 ところで、この阪急ブレーブス、毎年ペナントレース開幕前に、多田神社さまに必勝祈願のお参りをしていた。
 多田神社さまというのは、清和源氏発祥の地、ほぼすべての源氏系有名武将のおおもと、つまり、鎌倉幕府を開いた源頼朝や治承・寿永の乱に於けるヒーロー:源義経(義經)は勿論、徳川も足利も新田も武田も明智も浅野も細川も島津もみーんなここの御祭神である多田大権現こと多田満仲の子孫(分家)なのである。境内には、徳川家の「三つ葉葵(みつばあおい)」と、源氏の「笹竜胆(ささりんどう)」 の二つの家紋が重なり合ったものという特殊な家紋を見ることが出来る、とまあ、日本の大多数のメジャーな武家の総本山のようなところなのである。

 

 こんな多田神社さまは 勝負の神様であり、ここにキチンとお参りしていた阪急ブレーブスは、この多田大権現様の御加護によるものか、勝負には強かった。しかし、スポーツエンターテイメントビジネスとしては、なかなか辛いところがあった。

 一方、阪神タイガースは、阪神沿線の、西宮えびすさまへお参りしていた。西宮えびすさまは、商売繁盛の神様で、阪神タイガースは、西宮えびすさまのおかげか 商売の方は、非常にいい成績を上げていたが、勝負の方は、いまいち。

 それから月日が経ち、阪急ブレーブスが消滅し、 阪急と阪神がくっついて阪急阪神ホールディングスとなり、 阪神タイガースは、阪急阪神ホールディングス傘下の球団となり、阪神タイガース球団は、阪急電車と兄弟となったのである。多田神社は、阪神タイガースと同じ阪急阪神ホールディングス傘下の兄弟企業である阪急電車の沿線となったのである。

 そこで、提案なのだが
   阪神タイガースは、西宮えびす だけでなく、
   多田神社にも、お参りすべきである。
或いは、
   阪神タイガースは、
    経営陣は、西宮えびす へ、
    監督コーチ選手は、多田神社 へ、
   お参りすべきである。
と思う。
 そうすれば、これからは、勝負も商売も両方上手く行くようになるんじゃないか、と、思うのだが、どうだろうか。