Hugo Rafael Chávez Frías | 安濃爾鱒のノート

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これは web log ではありません。
なんというか、私の「ノート」です。

 2013年3月5日、Venezuela (ベネズエラ、正式には República Bolivariana de Venezuela) の大統領

  Hugo Rafael Chávez Frías

    (ウーゴ・ラファエル・チャベス・フリーアス)

が死んだ。


 

 この Chávez 大統領を一言で表す場合の典型は、

  「反米左派諸国の盟主」

であろう。彼のレジームは、自分の頭の中で妄想した理想の社会を、よく知りもしない国に投影する人たちにとって、最後にたどり着いた希望の星であったのだが、それが消滅した。

 

 彼らは、まずは、ソ連を理想社会と思い込み、( 米国は、良いところも悪いところも全部ありのまま見せるから、メディアは奇抜なところを伝えたがり、結局主に米国の悪いところを伝えてきたが、ソ連については、完全に情報が遮断され、もう殆ど、"Terra Incognita" であった。) やがて、ソルジェニーツイン が『収容所群島』で、その隠されてきた内幕を暴露し 化けの皮が剥がされると、今度は、北朝鮮を「地上の楽園」と賛美したり、毛沢東サマ率いる中国を理想社会と決めつけ、中国では、文化大革命を賛美し、その後文化大革命を自己批判する中国を賛美してきたが、北朝鮮が、「地上の楽園」どころか 餓死者続出の生き地獄であることが判ってきて、中国の人権弾圧の酷さがばれてきて賛美が難しくなると、自分の妄想を投影するスクリーンを求めてわざわざ地球の裏側まで捜して、南米ベネズエラのチャベス政権を賛美したのであった。

 

 そのチャベスが死んだのである。

 

 こういう連中は、これから一体どうするのだろう?

 

 ところで、このニュースを含め、ベネズエラのことを話すとき、何人かが、ベネズエラのことを、南半球の国といっているが、ベネズエラは北半球にある。