評価
たまゆら～hitotose～第01話 ★★★★★☆
たまゆら～hitotose～第02話 ★★★★☆☆
たまゆら～hitotose～第03話 ★★★★☆☆
たまゆら～hitotose～第04話 ★★★★☆☆
たまゆら～hitotose～第05話 ★★★★☆☆
たまゆら～hitotose～第06話 ★★★★☆☆麻音の口笛
たまゆら～hitotose～第07話 ★★★★★☆憧憬の路
たまゆら～hitotose～第08話 ★★★★☆☆「変わらないものはちゃんとある。だから大丈夫。きっとそういうものなんだよ」
たまゆら～hitotose～第09話-1★★★☆☆☆モモネコさま戦う。
たまゆら～hitotose～第09話-2★★★★☆☆飛田志麻子失恋。
たまゆら～hitotose～第10話 ★★★★★☆かおる《この先何かが変わっても、今ここにみんなといることは変わんないから、今出来る何かを残したい、この場所で》
たまゆら～hitotose～第11話 ★★★★★☆クリスマス朗読会 日付 12/25 場所 乙女座 桜田麻音
第11話「聖夜のものがたり♪ なので」
クリスマス朗読会
日付 12/25
場所 乙女座
桜田麻音
あおいあおい海に小さな島が浮かんでいました。その島にはかわいい鳥がたくさん暮らしていました。この島の鳥たちは皆美しい声を持っていました。そして自慢の声で毎日おしゃべりをしています。
「今日は俺に話させて呉線ピーピー」
「こ、こらこらおしゃべりはよ瀬戸内ピーピー」
たくさんの鳥の中に無口な鳥がいました。その鳥もみんなとおしゃべりをしたかったのですがみんなの綺麗な声や面白い話を聞いているといつも黙ってしまうのでした。
やがて大きくなった鳥は隣島に行きました。そこにもたくさんの鳥が暮らしていました。鳥はとてもおしゃべりがしたくなりました。隣島まで飛んできたのでちょっと大胆になっていたのかもしれません。
「らららーらららーららー」
お話が苦手だった鳥は歌を歌ってみました。でも隣島の鳥は不思議そうな顔、やっぱり歌じゃおしゃべりできないんだなとがっかりしたときです。一羽の鳥が近づいてきて言いました。
「こんにちは」
歌で気持ちが通じたのです。うれしくなった鳥は今度は言葉して言ってみました。
「こんにちは、私、隣の島から来た鳥です。お友達になりませんか？」
うれしくなった鳥は自分の島のお父さんとお母さんのところへ飛んで帰って言いました。
「私、お友達が出来たよ、とってもとっても素敵なお友達」
「お父さんとお母さんが私のことを信じてくれたから私、今日おしゃべりできたんだよ。ずっと優しく見守ってくれてありがとう。お父さんお母さん、ありがとう」
次回予告。第12話「新しいひととせ、なので」
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