ちょっとした部品2 | デジモデ〈Digital Modeling〉

ちょっとした部品2

ようは、付け根部分と壁の間を埋めちゃうスペーサーのような
部品を作っちゃえばいいわけです。


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こんな感じでしょうかね。


普段、このテの作業には、
「Rhinoceros」とか「IronCAD」とか「CATIA」とか
とてもパワフルで便利なソフトを使っています。

が、

こいつらはとにかくお高いんです。
あればあったで便利ですが、実はこんな高いソフトじゃなくても
ぜ~んぜん問題なく作れちゃいます。


「Shade」
古くから国産CADソフトとしてお馴染みですが、
安いグレードのものだと6,800円とたいへんお値打ちな価格で手に入ります。
なに、アニメ機能も高級なレンダリング機能も、立体出力用のデータを
作るのには必要ないので、これで十分。

必要な部分を採寸したら早速モデリング開始です。
あ、その前に「環境設定」の「ビュー」にある「シーン初期設定」の
単位を「mm」にしておきましょうね。
そして「表示」の中の「定規」を出して各部のサイズを確認しながら
モデリングしていきましょう。

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こんな感じでベース部分を描き、

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穴に差し込む円柱と、ズレ防止の出っ張りを描きます。

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ネジ穴をくり抜くための型を置いたら

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「create」アイコンの中にある「ブーリアンモデリング」で
穴を空けましょう。

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はい、できあがり。
ブーリアンモデリングをすることによって、ソリッドデータという
立体出力に適したデータに変換されますので、これをOBJかDXF形式で
書き出せば終了です。


ではこのデータをSTLに変換して、プリンタにかけて帰りマス。
明日にはゴロンと形になっているでしょう。