“よく聴く曲”

サブスク批判ではないですが、通勤途中にスマホで・・・、とかではなく家にいるときにわざわざ何らかの媒体を使って聴く曲。
そして年間通して何度となく聴く曲。
それは紛れもなくお気に入りの曲。

この一年、夜中に酔っ払ってよく聴く曲の一つにシンディローパーの“What's Going On”がランクインしてきました。

1986年のアルバム“True Colors”からの3rdシングル曲で、言わずと知れたマービンゲイの代表曲のカバーです。


私の全くの主観ですが、アルバム“True Colors”は苦労して若作りしてヤングの心を掴み、華々しくデビューした前作から、ほんの少しシンディーの良さである『憂い』を表現できたアルバムではないかと思っています。

同世代で比較されるマドンナで言えば、“Like A Virgin”で得た良くも悪くものイメージを、その後のアルバム毎にうまくコントロールしているように見受けられます。

対してシンディーは1stから3rdにかけて、もっとピュアにじっくりと大人の階段を登っていくような清い印象。


話を戻して“What's Going On”ですが、私が夜な夜な聴いているのは12インチシングル。


“キングクリムゾンの宮殿”並みのシンディーのドアップは、マービンゲイのそれと同じく左斜め上を見つめており、カバーするにあたっての礼儀とリスペクトが感じられます。

とにかくこの曲は曲そのものが強い曲。
曲そのものが超が付く名曲中の名曲。

2001年にオールスタートリビュートとして様々なアーティストに転がされていますが、
「いやいや、全然転がってないから・・・」という違和感が感じられてしまいます。
 

だけどシンディーは見事に自分のものにしています。
まるで国歌斉唱レベルの熱を感じます。
※YouTubeではなかなかその熱は伝わりません・・・
ぜひ12インチで聞いていただきたい。

酔っ払った時に染みるんです。
素敵です。
大好きこの曲、と言えるシンディーの名曲。