#まとめ 5/11
【がん治療研究】多剤耐性がんを克服する新たなナノ粒子薬物送達システムの開発に成功/東北大学
アミノ酸由来のナノ粒子を使い、がん細胞が薬を外へ排出する仕組みを先に弱め、その後に抗がん剤を放出する新しいDDS研究です。光熱療法も組み合わせたマウス実験では、治療開始7日で腫瘍が消失し、40日間すべてのマウスが生存、正常組織への毒性も確認されなかったとされています。まだ動物実験段階ですが、多剤耐性がんへの新しい治療設計として注目です。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/05/press20260508-01-amino.html
【婦人科腫瘍】尿中マイクロRNAで婦人科腫瘍を早期発見できる可能性/Craif・北海道大学
尿に含まれるマイクロRNAをAIで解析し、婦人科腫瘍を早期に見つける可能性を示した研究発表です。AACR 2026で発表され、AUC 0.937、感度85.6%、特異度94.4%という結果が示されています。採血や内診に抵抗がある人でも、尿検査でスクリーニングできる可能性があり、婦人科がんの早期発見につながる研究として使いやすい内容です。現時点では研究発表段階で、実用化済みの検査ではない点は注意です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000394.000041883.html
【膵臓がん】膵臓がん治療を通して気づいた「がんを治す」ものから「がんといかに生きるか」という視点/オンコロ
2018年にステージ2Aの膵臓がんと診断された50代女性の体験談です。手術と術後補助療法を経て8年再発なく過ごす一方、後遺症や不安とも向き合い、「治す」だけでなく、治療後をどう生きるかを考える内容です。
https://oncolo.jp/mystory/experience-0239
【肺がん】NASAエンジニア、終末期肺がんに対する両肺移植で酸素なしの生活へ/Northwestern Medicine
NASAのロボットソフトウェア開発者Jodi Grafさんは、2005年から間質性肺疾患を抱え、2023年に進行肺がんが見つかりました。通常なら肺移植の対象外になりやすい状況でしたが、Northwestern MedicineのDREAMプログラムで両肺移植を受け、現在は酸素なしで歩けるまで回復し、医師は「確認できる限りがんはない」と説明しています。 advanced lung cancerでも、条件が合えば新しい治療の道が開ける可能性を感じさせる内容です。
※英語の記事です。日本語で読むにはブラウザの翻訳機能をご利用ください。
https://news.nm.org/nasa-engineer-receives-an-innovative-double-lung-transplant-at-northwestern-medicine-to-treat-terminal-lung-cancer/
【希少がん・ウイルス療法】鹿児島大学で進むウイルスを使ったがん治療研究、治験は最終ステージ/鹿児島テレビ
鹿児島大学が進める、がん細胞だけで増えやすいよう設計した腫瘍溶解性アデノウイルス「Surv.m-CRA-1」の研究です。対象は標準治療が確立していない原発性悪性骨腫瘍で、2016年から治験が始まり、第1段階では9人中6人でがんの縮小が確認されたと報じられています。2025年11月から最終段階に入り、順調なら2027年にも承認申請を目指すとのことです。希少がんに対する新しい治療候補になるか。
https://www.kts-tv.co.jp/news/26138/
【膵臓がん】転移を有する膵臓がんでダラクソンラシブが全生存期間を有意に改善/海外がん医療情報リファレンス
転移性膵管腺がんの第3相試験で、経口RAS阻害薬ダラクソンラシブが標準化学療法より全生存期間を改善したという記事です。全生存期間中央値は13.2カ月対6.7カ月、死亡リスクは60%低下、新たな安全性シグナルは確認されなかったとされています。
https://www.cancerit.jp/hassinmoto/ganreference/post-39413.html
【子宮頸がん・白血病】2度のがんを経て、一日一日を積み重ね孫の成長を見る日々/オンコロ
はまりんさんは2002年に子宮頸がん、2010年に急性骨髄性白血病を経験し、化学療法やさい帯血移植を乗り越えてきました。現在は孫の成長を見守る日々を送っており、治療の厳しさだけでなく、長い時間をかけて生活を取り戻していく姿が伝わります。
https://oncolo.jp/mystory/experience-0234
【乳がん】未治療の進行トリプルネガティブ乳がんに対するダトロウェイ、標準化学療法と比較して生存期間を有意に延長/オンコロ
免疫療法が適応にならない未治療の進行・再発トリプルネガティブ乳がんで、ダトロウェイは標準化学療法より無増悪生存期間10.8カ月対5.6カ月、全生存期間23.7カ月対18.7カ月と有意に延長しました。
https://oncolo.jp/news/2605011ra01
【乳がん】祈りと周囲の支えが、治療中の平安とその後の使命につながった乳がんサバイバー/CURE
Kelly A. Darnallさんは2014年7月にステージ2Bの浸潤性乳がんと診断され、両側乳房切除、抗がん剤、放射線治療を受けました。記事では、信仰と共同体の祈りが治療中の心の支えになり、その後は同じように乳がんと向き合う人へ希望を届ける歩みにつながったことが語られています。
※英語の記事です。日本語で読むにはブラウザの翻訳機能をご利用ください。
https://www.curetoday.com/view/finding-peace-and-purpose-through-faith-in-a-breast-cancer-journey
【QOL】ストレスや悲しみはがんリスクと関連しない/ケアネット
22コホート・最大42万人超を用いた国際研究で、ストレス、悲しみ、性格傾向などの心理社会的要因は、全体のがんリスクや乳がん・前立腺がん・大腸がんリスク上昇とは明確に関連しないとされたという内容。
https://www.carenet.com/news/general/hdn/62630
【腸内環境】食事スタイル変更で腸内細菌叢はどう変わる? 地中海食、低FODMAP食、日本食などを比較解析/スポーツ栄養Web
地中海食、日本食、低FODMAP食、カロリー制限食など、食事スタイルの変更が腸内細菌叢にどう影響するかを調べたシステマティックレビューです。単一の食品を足す話ではなく、食事全体のパターンを変えることに注目しており、短鎖脂肪酸産生菌や乳酸産生菌、炎症マーカーとの関連が紹介されています。腸活を「これだけ食べればよい」ではなく、食事全体で考える材料になります。
https://sndj-web.jp/news/003927.php
【トマトジュース】「良かれと思って飲んでいたわ...」トマトジュースを飲まないほうがいい人の特徴/ヨガジャーナル
トマトジュースはリコピンやカリウムを手軽に摂れる一方、飲み方によってはエネルギー、糖質、ナトリウムを取りすぎることがあるという管理栄養士の解説です。肥満気味の人、血糖値や中性脂肪が気になる人、血圧が高めの人は、量や商品表示を確認することが大切です。野菜不足対策として便利でも、「健康そうだから毎日たくさん飲む」は注意、という実用的な内容です。
https://yogajournal.jp/31923
【コーヒー】コーヒーのポリフェノール「カフェ酸」が大腸がん細胞増殖を強く抑制/スポーツ栄養Web
京都府立医科大学・関西医科大学の研究で、カフェ酸がRPS5に結合し、サイクリンD1を抑えて大腸がん細胞の増殖を抑える仕組みが示されました。ただし細胞実験段階で、コーヒー多飲を勧める内容ではありません。
https://sndj-web.jp/news/003915.php
【アブラナ科野菜】大腸がんリスクが20%低下? 医師が勧める「アブラナ科の野菜」の正体。1日40gでOKな“最強の腸活”とは/Women’s Health
ブロッコリー、カリフラワー、ケールなどのアブラナ科野菜を1日40〜60gほど食べる人では、大腸がんリスクが約20%低いとする研究紹介です。グルコシノレートや食物繊維などが注目されていますが、食事だけでなく検診・運動・禁煙も大切です。
https://www.womenshealthmag.com/jp/food/a70816965/eating-cruciferous-vegetables-colon-cancer-risk-study-20260324/
【鮭】イワシでもサンマでもない…糖尿病専門医「がん・動脈硬化を予防し、美肌を保つ栄養素をとれる魚の種類」/プレジデント
記事では鮭を取り上げ、アスタキサンチンの強い抗酸化作用に加え、EPA・DHAも含むため、動脈硬化予防や健康・美容面で役立つ魚として紹介しています。生鮭を薄味で食べるなど、塩分を抑えた取り入れ方が現実的です。
https://president.jp/articles/-/112734](https://president.jp/articles/-/112734
【ヨーグルト】だから朝イチのヨーグルトは効かない…内科医「免疫力を高める納豆・ヨーグルトを食べるタイミング」/プレジデント
腸には免疫細胞の6-7割が集まるとして、発酵食品は量より種類を意識する内容です。納豆は夕食、ヨーグルトは半月ほど同じものを試して体調に合うかを見る、という実践しやすい食べ方が紹介されています。
https://president.jp/articles/-/112893