#食で健康に
「野菜ジュース+一品」で栄養バランスが激変…管理栄養士「食が細くなってもヨボヨボ化しない食事メニュー」
ギリシャの「死ぬことを忘れた島」でよく使われる調味料の正体/プレジデント
●イカリア島、オリーブオイル、野菜・果物、魚やチーズからたんぱく質
https://president.jp/articles/-/103770
【記事の概要(所要1分)】
管理栄養士の関口絢子さんは、「食が細くなってもヨボヨボ化しない食事」のコツは、“旬の食材+バランス”にあると語ります。
旬の食材は、最も栄養が高く、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質が豊富で、少量でも効率よく栄養をとれるのが特徴。
特に地元産で鮮度の高いものは、味も香りも抜群です。
また、ギリシャ・イカリア島の長寿の秘密である「地中海食」に共通するのは、オリーブオイルや魚、野菜を中心とした“バランスの良い少食”スタイル。日本の「一汁三菜」や「まごわやさしいこ(豆・ごま・わかめ・野菜・魚・しいたけ・いも+発酵食品)」も同様に理想的です。
一方で、野菜だけの食事や野菜ジュースだけでは、たんぱく質・脂質・カルシウム・鉄などが不足し、筋力低下や免疫低下を招くおそれがあります。
野菜ジュースを飲む場合も、卵やチーズ、ナッツ、ヨーグルトなどを一品加えることで、栄養バランスが整い、元気な体を保つことができるとしています。
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その「死ぬことを忘れた島」イカリア島に興味を持って少し調べてみたのですが、まず、人口は約1万人程度。このうち、概ね10%が90歳以上の方です。
欧州全体で90歳以上の方の割合は1%程のようですから、確かに10倍です。
長寿の要因は、食事だけではないと思いますが、食に対するモチベーションを起こさせるという意味で、このイカリア島の地中海食は大いに参考にしたいところです。
最近はよく聞くようになった地中海食ですが、調べてみると、イカリア島の地中海食は、独特のものがあるようです。
まず、食材のほとんどが家庭菜園で育てられたり地元で採れたもの、つまり、自給的なんです。
何が違うかと言えば、保存料などの薬品が使われている可能性が低いこと、そしてオーガニックです。
次に、オリーブオイルの量は、意外にも、控えめだそうです。
というのは、イタリア料理でよくあるように、炒め物で使うというのではなく、野菜にかけたりして使われることが多いようで、生のものをよく食べる習慣から来るものです。
そして、これが特徴的だと思うのですが乳製品は、ヤギや羊由来のものが多いそうです。
ヤギや羊のミルクは、消化が良くてカルシウムを多く含んでいます。
これもまた意外なのですが、たんぱく源は、魚よりも豆類だとか。
というのは、山間部に集落があるため、島でありながら、豆類、つまり植物性のたんぱく質をよく摂取するようです。
また、宗教的習慣(ギリシャ正教・クリスチャン)としてのファスティング→断食を実施することもよくあるようです。
全てを真似ることは不可能ですが、参考にはなりますね。