#がん治療
骨転移に新たな治療法 がんの栄養絶つ動脈塞栓術 患者の90%が症状緩和/NEWSjp
・放射線治療が効果が無い場合の手段として開発
・カテーテルを使って腫瘍に血液を運ぶ栄養血管に塞栓物質や抗がん剤を投与しがんの栄養補給を断ち切る方法
https://news.jp/i/1343423956694663831?c=768367547562557440
【記事の概要(所要1分)】
がんが骨に転移すると、強い痛みや骨折、まひなどの症状を伴い、患者に大きな負担となります。従来は放射線治療が最も効果的で、約70%の患者で症状緩和が得られていますが、残りの患者には十分な改善が得られず、再照射や麻薬系鎮痛薬での対応に頼ることがありました。
こうした限界を補う新しい治療法として注目されているのが「動脈塞栓術」です。カテーテルを使って腫瘍へ血液を運ぶ栄養血管に塞栓物質や抗がん剤を投与し、がんの栄養補給を断ち切ることで活動を弱める仕組みです。本来は救急医療で出血を止めるために行われてきた手技を応用したものです。
骨転移に対しては、動脈塞栓術により約90%の患者で症状が和らぐことが示されており、今後は放射線治療と並んで、がんの痛みを抑える新しい選択肢として普及が期待されています。
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残念なのは、まだこの療法が保険診療としては認められていない点です。
また、もし自費で受けたいとしても、実際に治療可能な病院は定かではありません。
「有痛性の骨転移に対する緩和的動脈塞栓術の多施設共同試験」というものが実施されており、その説明を行っているのが千葉県の国立がん研究センター東病院です。
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/diagnostic_radiology/020/020/index.html?utm_source=chatgpt.com
IVRと呼ばれる画像下治療の領域に属するもので、同病院では問い合わせや相談にも応じているとのことです。
また、IVRの実施施設としては、京都の福知山市民病院
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/hosp/2983.html?utm_source=chatgpt.com
秋田県の秋田大学病院
https://www.hos.akita-u.ac.jp/departmentlist/diagnostic_radiology_radiation_oncology.html?utm_source=chatgpt.com
神奈川県の海老名総合病院
https://ebina.jinai.jp/facilities/facility29.html?utm_source=chatgpt.com
なども相談が可能ではないかと思われます。
この治療が骨転移時の疼痛緩和に実際に有効かどうかは症例ごとに異なりますが、相談してみる価値は十分にありそうです。