#食で健康に
美味しいだけじゃない!“カレー粉”に秘められた驚きの効果とは?【管理栄養士が解説】/yoga
・クルクミンによる強力な抗酸化作用、抗炎症作用
・抗菌作用、腸内環境を整える
https://yogajournal.jp/28923
【記事の概要(所要1分)】
カレー粉に含まれるスパイスには、体を元気に保つ多彩な力があります。
ポリフェノールによる強力な抗酸化作用は、細胞の酸化を防いでシミやしわを抑えるだけでなく、がんや生活習慣病の原因にもなる活性酸素の働きを和らげ、体を内側から守ってくれます。
さらに、抗炎症作用によって慢性的な炎症を抑え、動脈硬化や糖尿病などのリスク低下にもつながります。
免疫力アップにも関与し、腸内環境を整えたり、殺菌作用で細菌やウイルスから体を守る働きも期待できます。
特に注目されるのがターメリック由来の「クルクミン」で、強い抗酸化作用と抗炎症作用をあわせ持ち、肌の老化を防ぎ、全身を若々しく保つサポートとなります。
海外ではクルクミンががん治療の副作用を和らげる可能性や、がんの増殖を抑える働きがあるとの研究も進んでおり、国内でも将来的な新しい治療の候補として注目されています。
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あえて”カレー粉”としているところがポイントです。
カレールーもカレーには間違いないのですが、その多くで風味を出すための油脂や小麦粉、砂糖、塩などがかなり含まれています。
また、肝心のスパイスが少なめになりがちです。味は美味しいし、作りやすさも抜群なのですが、カレールーでは摂取できるクルクミンは少量になることが多いでしょう。
ただ、カレールーを使うことで、例えば、たくさん野菜が入ったカレーが簡単に出来たりもするので、とにかく野菜を取りたい時などは便利ではあります。
クルクミンの健康効果を狙ってカレーを摂取する場合、やはりカレー粉(そのままですが)がおすすめです。
S&B純カレー、GABANカレーパウダーなどがあります。
ではカレー粉で健康効果を引き出すためにはどんな食べ方があるでしょうか。
一つは、油と一緒に摂ることです。炒め物に使う、オリーブオイルとあわせてスープに使う。などなど。
私がよくやるのは、多めにポトフを作っておいて、残りを翌日カレー粉を入れるとかなり美味しくなります。
大事なポイントとしては、煮込み過ぎないことです。
クルクミンは熱に弱いので、仕上げに使うようにしてください。
カレー粉は調味料として使いやすいので、カレー風味がお好きな場合は、どんどん使えばよいと思います。
ヨーグルトとはちみつに少量のカレー粉を入れると美味しい、という説もありますので、よろしければお試しください。