#膵臓がん
「膵臓がん」を発症した際に「効果的な食べ物」はご存知ですか?医師が解説!/MedicalDOC
・膵臓がんの予防・進行リスクを高める食品と、治療中に“体を支える”ための食事内容
・控えた方がよい食品も紹介 他


【記事の概要(所要1分)】
膵臓がんは早期発見が難しく、進行すると体力を大きく消耗する過酷ながんですが、「食べ物」が治療の味方になることがわかってきました。この記事では、膵臓がんの予防・進行リスクを高める食品と、治療中に“体を支える”ための食事内容が詳しく解説されています。

注目すべきは、治療を受ける体を守るために摂るべき具体的な食品です。高タンパク・低脂質の鶏肉や魚、大豆製品などは細胞修復や免疫維持に貢献し、柔らかく調理された野菜や果物は、消化しやすく体に優しい栄養源。さらに、ビタミンDを含む鮭や卵、抗酸化物質を豊富に含むベリー類やナッツは、がんの進行抑制や再発防止の可能性も期待されています。

反対に、加工肉・赤肉・高糖質食品・飽和脂肪・アルコールはリスク因子として挙げられ、治療中には避けるべきとされます。

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食べ物や運動が、がん治療にどのような影響を及ぼすかについての研究がさかんになってきています。

医療を受けずに食事だけでがんを治すというものではなく、がん治療を受けながら、どのような食事をすればよいのか、どのような運動すればよいのか、つまり長く生きることができるのかという研究です。

医療界、好きなものを好きなだけ食べればよい、食べるものががん治療に与えるのはごくわずか、という”考え方”が依然として日本では主流のように思います。
しかし、患者さんご自身にしてみれば、どうせ食べるなら何か治療にプラスになるようなものをとお考えの方も大勢いらっしゃるはずです。

そういう「どうせ食べるなら」の根拠になる研究が出てきているのだと考えています。

ただ、幾度となくこちらのブログでもお伝えしているのですが、食べたいものを我慢して食べたくないものを食べるというような状況があるとすれば、体力を維持していくことが優先であるケースが多いのですから、食べたいものをまず食べるべきです。

その上で、十分な体力と食欲の中で、このような可能性のあるメニューを取り入れてみるのは大いにありです。

状況にもよります。
食欲がなく、食べなければ焦っている時などは、食べれるものをいつでも食べることが最優先です。
食欲は大いにある。体重も大きな現象が見られないような場合は、メニューを気にしてもよいのでは、と。

何よりも、食べることががん治療に向けての励みになるとすれば、悪い物やえらく高価なものを食べるわけでもないので良いことではないでしょうか。