#食で健康に
食物繊維がプルーンの約2倍…健康寿命全国1位・長野県民が食べ続ける「地味だけど最強」なフルーツの名前/プレジデント
・干し柿:食物繊維豊富、便通改善、善玉菌増強
・りんご:アップルペクチンが大腸がん抑制効果示唆
・レタス、カリフラワー、アブラナ科 他
https://president.jp/articles/-/97340
【記事の概要(所要1分)】
健康寿命が男女とも全国1位の長野県。その秘密は、がんの予防や治療中の体づくりにも役立つ「腸内環境を整える食生活」にあります。中でも注目すべきは、干し柿とりんご。特に干し柿は、100gあたり14gというプルーンの2倍の食物繊維を含み、便通を良くして腸内の善玉菌を増やす力が非常に高いドライフルーツです。さらに、りんごに含まれる「アップルペクチン」は大腸がんの抑制効果も示唆されており、治療中の方にも心強い味方となります。
また、長野県民はレタスやカリフラワーなど野菜の摂取量も全国トップクラス。アブラナ科野菜(ブロッコリー、チンゲンサイなど)は大腸がんリスク低減との関連が知られ、これらを日常的に食べることは非常に有益です。
一方で、戦後の食生活で増えた肉・卵・乳製品などの動物性たんぱく質も、体力維持に欠かせない大切な要素。つまり、和食だけでなく、たんぱく質もしっかり摂りながら、食物繊維や発酵食品を加えるのが理想的です。
このような「昔ながら+現代栄養学」のバランスを取った食事こそ、がん治療中の体調管理や再発予防の土台になる可能性があります。腸をいたわる“腸寿”習慣は、がんと向き合う人にとっても取り入れる価値のあるライフスタイルです。