#がん治療 #前立腺がん
【東京医科大学】悪性化破骨細胞由来の細胞外小胞を介した前立腺癌骨転移進展メカニズムの解明 〜細胞外小胞を標的とした前立腺癌骨転移に対する新規治療法の開発に向けて〜
→進行がんへの治療の道が開かれる希望につながる研究
https://digitalpr.jp/r/113047
【記事の概要(所要1分)】
前立腺がんが骨に転移すると治療が難しくなり、骨痛や骨折などで生活の質が大きく下がることがあります。そんな中、東京医科大学などの研究チームが、骨を壊す「破骨細胞」ががん細胞に影響され、がんの進行を加速させる仕組みを解明しました。
この研究では、がんに「教育」された破骨細胞が放出する細胞外小胞(EVs)という微粒子に、骨を壊す作用やがんの広がりを助けるマイクロRNAが含まれていることが明らかになりました。さらに、これらのEVsが骨転移の拡大や異常な骨破壊を引き起こすことも、マウス実験で確認されました。
この発見は、がん細胞そのものではなく、それを取り巻く「がんに味方してしまう細胞」を狙った新しい治療法の可能性を示すものです。進行がんに対しても、がんの環境を変えることで新たな治療の道が開かれる、そんな希望につながる研究成果だと思います。