#がん治療
「リンパ浮腫」の初期症状はご存じですか? なりやすい人の特徴・4つの治療法も医師が解説!/メディカルドック
・乳がんや婦人科がん、前立腺がん治療後に多
・放置すると皮膚の硬化や感染症、血栓のリスクが高
・早期発見と日常的なセルフケアで進行を防ぎQOLの維持

https://medicaldoc.jp/m/column-m/202504p4227/

「リンパ浮腫」は、リンパの流れが滞ることで腕や脚に慢性的なむくみが起きる病気で、特に乳がんや婦人科がん、前立腺がんの治療後に多く見られます。初期症状は軽い腫れやだるさ、靴下の跡が消えにくいなどで気づきにくく、放置すると皮膚の硬化や感染症(蜂窩織炎)、血栓のリスクが高まります。
治療法は「圧迫療法」「リンパドレナージ(専門的マッサージ)」「圧迫下での運動」「スキンケア」の4本柱で、症状が進んだ場合は手術が検討されます。予防としては、早期ケア・体重管理・感染予防が重要です。
「ただのむくみ」と見過ごさず、特にがん治療歴のある方は、左右の腕や脚の太さの変化などに注意を。早期発見と日常的なセルフケアが、進行を防ぎQOLの維持につながります。