#がん治療研究 #アポトーシス
がん細胞を確実に「死」へと導く新たな機構を解明 がん細胞の生き残りを防ぐためのメカニズム/東北大学・岩手医科大学
→免疫療法が効きにくいがんでもこの仕組みが使える可能性
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20250704_02_cancer.pdf
治療が効きにくい「がん細胞のしぶとさ」に、新しい光が見えてきました。東北大学と岩手医科大学の研究チームが、がん細胞を確実に“死”に導く新しい仕組みを発見しました。
がん細胞は、本来なら「死ぬはず」の仕組み(アポトーシス)を遺伝子の異常で回避し、生き残ってしまうことがあります。今回見つかったのは、「LKB1(エルケービーワン)」という遺伝子が、別の道を通ってがん細胞を死へと導く働きです。特に免疫療法が効きにくいがんでも、この仕組みが使える可能性があります。
この発見により、今まで治療が難しかったがんにも、新しい治療法が生まれる期待が高まっています。「治らないかもしれない」ではなく、「これから治す道が見つかるかもしれない」そんな希望につながる研究です。