#腹膜播種
腹膜播種を有する進行胃癌に対する新たな挑戦
SYT13を標的としたアンチセンス核酸医薬品ASO-4733の第I相医師主導治験を開始 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所/PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000118477.html
腹膜播種を伴う進行胃がんに対し、全く新しい国産の核酸医薬品「ASO-4733」の臨床試験が名古屋大学医学部附属病院で始まりました。この薬は、がん細胞に特異的に発現する「SYT13」という分子を狙い撃ちし、腹腔内に直接届けることで、従来の抗がん剤では届きにくかった腹膜のがん細胞に対して強く、しかも的確に作用します。
この治験は、安全性や最適な投与方法を確認する初期段階ですが、国の研究支援を受けて、アカデミアの力で開発された初の日本発・核酸医薬品が、実際の患者さんに届こうとしています。
現在の治療で限界を感じている方にとって、新しい可能性が始まった――そんな希望の光となる挑戦です。