#乳がん
HER2陽性進行乳がんに対する(初回治療としての)エンハーツ+パージェタ、無増悪生存期間を有意に改善/オンコロ
・無増悪生存期間→従来治療26.9ヵ月:新治療40.7ヵ月
・奏効率→同78.6%:同85.1%、完全奏効も約2倍に
・新治療で間質性肺炎やや多い 他
https://oncolo.jp/news/asco2025_06
’進行’HER2陽性乳がんの初回治療の試験成績として、かなりの好結果が出たものです。
PFS(無増悪生存期間)中央値で、1年半以上も延長しています。
間質性肺炎の副作用が出る確率がかなり高くなっているのが気になるポイントですが、初回治療として新しい標準治療とされる確率は高いのではないでしょうか。
1ライン以上の治療歴あり患者さん向けに、既にエンハーツは標準治療とされていますが、このエンハーツ+パージェタについてはまだ試験が行われておらず未知数です。
あくまで医療者ではない私の私見ということを前に置くとして・・・この好結果をもって、治療歴ありの患者さんを対象にした試験が開始される可能性はあると思いますから、治験情報を意識しておいてもよいかも知れません。