#抗がん剤副作用
「化粧療法」に有効性 大分大学が研究 国際学術誌に掲載/NHK
●抗がん剤など副作用による眉毛脱毛や肌変色ある患者20人対象試験、眉毛の描き方や変色した肌を隠すなどの同療法を実践
→外見の変化に伴う不安等、負の感情を示す指標9割減などQOLの大幅な改善

https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20250609/5070021481.html

アピアランスケアの一つとして最近聞かれる「化粧療法」ですが、抗がん剤などがん治療の副作用で現れる各症状に対応するメイクアップ技術、の総称として良いのかなと思います。

それが、QOL改善を測るテストによって、かなりの成果を上げたという記事。
素晴らしいと思います。

がん治療によって起きてしまう外見変化の問題点としては、

・脱毛
・皮膚変色や乾燥
・爪の変形や変色
・顔色

これらが代表的なものとなりますが、これらは

◎自尊心の低下
◎社会的孤立感
◎抑うつ症状

につながる対策すべき課題とされています。

その対策としての化粧療法は、もう想像してもわかるのですが、外に出て人と会うことへの抵抗感を抑えてくれることに大きく寄与するものと言えそうです。

また、メイクすることそのもののセラピー効果もあるようで、自分と向き合うことで心の癒しにもなったり、療法としてメイクを教えてくれる看護師さんや専門家さんらとの会話が生まれることがメンタルケアにもつながったりと、本当に素晴らしい効果をもたらしてくれるもののようです。

こうして、科学的なエビデンスも取れてきているわけですから、実践価値更に大きくなったと言えそうです。

さて、これをやりたいと思う場合は、まずは、現在かかられている病院で相談するのが先決です。

ネットで調べたところ、実施している病院はいくつかありますが、外来でいけるかどうかなどは不明です。

・国立がん研究センター 中央病院(東京・築地)
・市立池田病院(大阪府池田市)
・九州がんセンター(独立行政法人国立病院機構・福岡県)
・日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)
・順天堂大学医学部附属 順天堂医院 がん治療センター(東京・文京区)
・仙台医療センター(宮城県)

あたりがあがってきました。
がん相談支援センターにアクセスするのがよいかも知れません。

あとは、NPOや企業がオンライン相談や講座を開催している例もあるようです。

・Look Good Feel Better(ルック・グッド・フィール・ベター)日本
https://note.com/beyou_evangelist/n/n73025b5614a0

・NPO法人キャンサーネットジャパン
https://www.cancernet.jp/

・一般社団法人アピアランスケア協会
https://www.apiaranskea.com/

・資生堂ライフクオリティービューティーセンター
https://corp.shiseido.com/slqm/jp/salon/