#がん治療
固形がんに対するCAR-T開発、肺・膵がんマウスで抗腫瘍効果を発揮-名大ほか/医療NEWS
●固形がん用にチューンされた「Eva1CAR-T」
●肺/膵がんマウスでは少量で腫瘍が完全消失
●正常細胞をどう守るか課題も有望な手掛かりはある 他
https://www.qlifepro.com/news/20250522/eva1-car-t.html
固形がん細胞に発現するEVca1という抗原をターゲットとしたCAR-T開発が前臨床試験であるマウス試験で’華々しい成果’をあげている、というニュースです。
問題はそのEva1が正常細胞にも発現するということですが、発現密度が低ければ過剰反応などの危険な状況が起きないようです。
ヒト臨床試験に進むまでの大きな問題はこの過剰反応だと思います。
マウス試験ですが、腫瘍が完全消失ですから、その攻撃力は強力と言えそうです。
特に、膵臓がんや肺がんという、対策が急務のがん種でそのような成果が見られていることは心強いものです。