#がん治療
がんになったのは何がいけなかったのでしょうか?/ヨミドクター
●原因ははっきりしないが「たばこ」「感染」「遺伝的要因」の可能性が高い場合はある
●「食事のせいではないし、悩む必要もありません」→好きなものを食べて、食事を楽しんでください
https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20250514-OYTET50000/#goog_rewarded
私は基本的に食事や運動は、人間の体に影響を与えるものだと考えていますし、人間の体の状態は、がん治療成績にも影響を与えるとも考えます。
体に厳しい治療も多いですから、仮にレモンに入っているビタミンCそのものががんを攻撃しなくとも、皮膚粘膜の健康を守っておくことは大事、だと考えます。
もちろん、それでビタミンCががんを増殖させてしまうのなら問題ですが、それこそエビデンスが必要なところだと私は思います。
しかし、こちらの高野先生の仰ることは正しいとも思います。
お医者様のお話としては当然の事を仰っているからです。
エビデンスの強度の問題で、ランダム化比較試験のような強力なエビデンスがあれば標準治療になるわけで、中程度や弱いエビデンスだと効果を証明するにあたっての’曖昧さ’を残していることになり、それは標準には出来ない、つまり、現状のところは効かない・効果が無い、とする他ありません。
ましてや、運動や食品ともなると、命に関わるがん治療の領域で、比較試験をすることすらそもそも難しいわけです。
※というか個人的には、今や食事だけで標準治療にとって代わって相応の効果を成すなんてことは言えないと考えています。
最終的には、患者さんやご家族の方がどう考えるか、ということになるのですが、体の状態を良くしておきたいと考える場合であっても、最低、安全であることは重要です。
安全についての試験がクリアされていればよいのですが、食品の場合は全てがそういうわけではありません。
ですから、長年食べられているものついては、みなし安全とする場合もあるとは思います。